あとがき

「あとがき」


なんというか、非常に中途半端なところで終わってしまいましたが。本来の体験版の範囲はプロローグの後、チュートリアル戦をやって次の村に旅立つところまでなのでそこまでなら実はすっきりと終わっているんですよね。


問題は書いてる最中に「少年漫画とかでよくやる幹部紹介パートやりてぇなぁ~」と思ってしまったことで。それでまぁ、読後感がグダグダになってしまったというか。


あと1パート書くのは流石に冗長すぎると思ったのでバッサリカットしました。

見通し甘かったですね、申し訳ない(´・ω・`)


で、ここでは続きをいつ書くかも分からんので、今回の反省点とか作者的に忘れちゃいけない設定とか裏話などを適当に書き残しておこうかと。




*****




※『反省会(プロローグから本編まで)』


プロローグは全体的に描写が足りず、展開もちょっと性急だったかなぁ、と。

元々がイベントの参加作品で〆切が短かったとはいえ、けど、これは加筆修正すればいいだけなので深刻ではないかな。


……で、本編ですが。倒れていた女の子ですが、特に脈絡なく戦時徴兵された騎士か戦士って設定にしたんですが、神官にすればよかったんじゃない? ……と、あとで気付きまして。そしたら、おはなしがシンプルになって分かり易く展開できたような

気もするので、ちょっと後悔。


ハインライン戦はアクションゲームのチュートリアルを意識して書きました。

戦闘自体のチュートリアルはカットされた雑魚戦でやってるものとして、ボス戦での立ち回り的なやつですね。


──ロックオンを上手く使おう、みたいな。何度かロックして攻撃判定に成功するとムービーが流れて戦闘終了、というイメージで書いてました。


その後は次の目的地やらボス情報とかクエスト内容を発表して「俺たちのたたかいはこれからだ!」で締めると。ここらへんは作者として特に反省もないかな。最低限の情報は伝えてるし、描写的にも適量ではなかろうか、と。


あとで本格的に書くとしても大幅に見直すことはないかな……多分ですけどね。




*




※『キャラとか設定の小話』


・「主人公」

主人公は神様の下僕しもべ。世界を救う救世主。プレイヤー枠。デフォルトネームはキボウです。初期装備の両手剣はプロローグで相棒の父が使っていた遺品ですね。いろいろあって彼に渡したか譲ったかしたんでしょう。時々、聞こえる精霊の囁きはメタ的に言えばゲーム中でもたついてると出てくるワンポイントアドバイス的なやつですね。

ストーリーを円滑に進めるのにも一助いちじょありますが。


主人公の目的は世界を元の姿に戻す為、元凶となる大魔孔なるものを潰すこと。

その為に剣を振るうというのがメインストーリーになります。


融通の利かない冷酷な世界救済システムになるか、ならないかは選択次第です。


・「快人の潰刃ダイブ・マッシャー

おはなし的にもそうですが、システム的にも大事な必殺技だったりします。


設定的な話だとオーラで武器を覆って衝撃力のみを強化するってだけの技なんですがアクションゲームのシステム的な話だと「これでぶん殴って倒すと一部のボスは死亡しません」──という風になります。


いや、「オーラ付の鉄棒で思い切りぶん殴ったら死ぬだろう」とか「せめてタケノコだよね」とかのツッコミも分かりますが、そういうものと思って割り切って下さい。申し訳ない(´・ω・`)


ちなみに当て字ですが最終的に親子の絆的なものを選びましたが、他には「死中に活」的なものも候補にしていました。




・「神器とか」

作中にちょろっとほのめかしたチートアイテム。しかし、何のことはない。メタ的に言えば、単なるゲームシステムの紹介ですね。本編で出たのは「セーブポイント」の話です。同じくクイックセーブ的なのは精霊がやっていると説明もしました。


武器を落としたらそのままなのも、アクションゲーム的な味付けのお約束です。

経験値っぽいやつの代わりですね。ちなみに地面に落ちた武器は土の精霊が回収してリスポンと同時に届けてくれる仕様になるはずです。ま、今回は体験版なので……




*



※『反省会2(オマケパート)』


まず、振り返って失敗したのは本編と同じような体裁で書いてしまったこと。地の文から何から何まで、普通に。御蔭で文章量的にも期間的にも長くかかってしまった。こういうのはもっと割り切って8割くらい会話で後は略歴を地の文で紹介、くらいの軽いテイストにした方がよかったかもしれない。


あと、キャラ紹介の為にエピソードいれて消化するのは胃もたれするかもしれない。

個人的には後回しにされてモヤモヤするくらいなら無理矢理にでもやっちまった方がいいだろうと詰め込んだ訳だけど……ここらのバランスは地道に探っていくしかないなぁ(´・ω・`)


話が長くなる、長くなったと最終的に判断して強引に打ち切っちゃったしね。

もうちょっと上手くやれだだろうと反省しきり。創作は難しいね……




*




※『キャラの設定とか裏話とか(オマケパート編)』


(注)ここからの話は未来の自分への書置きも含みます。


・「バーグリー」

ファンタジーでありがちなテンプレ蛮族風の大男。職業も傭兵と分かり易く。

性格も気をてらわず、戦士風に。


現在は人間の国で依頼を受けながら周遊している。護衛が主。ほとんどが魔物退治。野良の魔物を退治しても仲間内から咎められることはない……というよりも、人間を守るように頼まれている。赤目のバーグリーと界隈では有名になった。




・「ドーン=フー」

過去に大魔導師と呼ばれ、敬われつつ恐れられた人物。

初期案はいかにもな暗黒魔道士で、人外の容姿以上に外道な性格のテンプレ魔術師。ハインラインとは反目するほど仲が悪いという設定にするだったんですが……


何がどうしてこうなった。見た目以外がまったく別物に……

貴重なテンプレ悪役が……まぁ、原因は影響受けちゃっただけですけどね(´・ω・`)


以下、メモ書き。ジュリアスは孤立も是としたがドーンは孤独を嫌っていた。

いい魔物もいれば、わるい魔物もいる。←(第二段階)




※『存在分解ディスインテグレート

「万物、編まれたるや生まれたるものは完璧なれど時におかされて衰滅すいめつする」

「生きとし生けるものに例外なく命宿らぬものに例外なく定命ていめい運命さだめである」

ほつれた糸を手繰たぐるがごとく絡んだ糸をほどくが如く書物をひもくようにさらけ出し」

塵塵ちりちりに分解するものなり」


呪文はドーン=フーが考案しました。開発者だから当然ですね。

対象を分解する破壊魔法です。属性は時とか風(風化?)、かなぁ?※(まだ未定)


ドーン=フーなら対象をけて分解することも(ある程度は)可能ですが、他者は多分不可能。彼から直接手解きを受けたハインラインなら或いは……というレベル。


彼から手解きを受けていたからこそ、マナと合わせてすぐにピンときたんですね。


ちなみに、術の名称をどうするかで最後まで悩みました。独自のものにするべきか、正直に先人の影響を受けていることを打ち明けるか。考えた末、今回はパイロット版のようなものだから打ち明けておこう。問題があれば正式版の時に改めればよい、としました。元ネタが気になる人は術の名前で検索してみてください。呪文の始まりが「万物」なのが犯行声明みたいなものですね。




・「フローラ」

テンプレ的な女神官に盲目というかそれに近いものを設定に組み込んでみました、という感じに。素体こそプレーンですが、ありきたりな聖女のような性格でもなく悪女

という風でも無く、あくまでも普通の感性を持った人間。良くも悪くも凡人。


彼女は最初から最後まで普通の人間でいい。普通の人間で。




・「ハインライン」

主人公のライバル枠。敵でもなければ味方でもない。監視役。同じ種族の者たちから普通に名前で呼ばれているが実は名乗った覚えがない。「気安く呼ぶな」と注意する

場面を書くつもりだったが、字数や展開の都合で没になった。


正体は外伝じゃない方の主人公。寝過ごしたせいで混在種に。


作中では自身の魔孔を四大だのなんだの言ったが、実はでまかせ。彼のところはただ古くからあるだけで、勢力は大したことない。見栄を張っただけである。



・「想念のマナ」

死火山の噴火口に出来た魔孔の元・守護者。魔術師としての腕前は並。自身の魔術や腕力では絶壁を這い上がることは出来ず、底でずっと不貞寝していた。


数年前にハインラインが出現し、守護者を代替わり。彼に引っ付く形で外に出る。

モチーフは「家猫」。




・「アカリ」

男装の麗人。……というのを出してみようと思った。そんな軽はずみな動機で色々と設定を考える羽目になった。御蔭で本編での紹介文が長い。苦労に見合ってない……


便宜上、槍使いとしましたがおそらく得物は薙刀です。他に刀というか曲刀も使えるはず。魔法も少しは使えるかもしれません。名前フルネームは「黄泉ヨモツ アカリ」。



・「レデュース」

出番削られた人。救世主と呼ばれる世界を正常化させるシステムと対決する……かもしれないし、和解するかもしれない。性根は善良だが、清濁併せ吞む現実的な対応も割り切って出来る。だからといって、あくどいことを進んでする訳ではない。


彼の大望が実現するかどうかは救世主の選択次第。


……尚、彼が立つ契機となったのは自身らが神に見捨てられた存在ではないと悟ったから。フローラが奇跡を使えたからこそ、彼は希望を見出す事が出来たのである。


ちなみに国のつづりは「Law-Land」。本文中で登場する訳ではありませんが。


*****




……以上。ここまで読んでいただき有り難うございました。


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