第24話 調子に乗った幼馴染と特に『叡智』に振り回されているこの事態は、きっと理不尽に違いない。前編
内容が少し短めです。
読み飛ばしポイントがあるので文字数は多めです。
悪しからず。
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俺がテンションを露骨に下げていると、沙耶が急に土人形を作り出してきた。
これってまた戦闘?
確かにダメージ食らわないらしいけどさあ……
「ん?どうしたの? ほら的、打って!」
さっきそんなこと言いませんでしたよね。
こいつ……頭の中で勝手にもう言ったことだと変換してやがる。もうヤダ……
「ハイハイ、分かったよ。」
そういえば俺、何でレベル1なのに第五級魔法使えてたんだろう……
[回答します。ユニークスキル『限界突破』の効力の一部てす。]
あ、そう……別に聞いてないんだけど。
取り合えず沙耶を待たせたらまたとんでもない事になりそうだし、適当に打つか。
[スキル『叡智』は無詠唱での魔法の発動が可能です。効率的な魔法の使用はスキル『叡智』に完全委託することを推奨します。]
それ出来るならさっきの戦闘中にやってくれよ。
俺死にかけたんだって。
[補足します。スキル『叡智』による魔法使用は使用者の許可なく使用することは不可能です。]
他のスキルは使えてたじゃんか。
ただの言い訳じゃないんですか。
[補足します。スキル『叡智』による魔法の使用には所有者との意識の同調が必須条件です。]
なんで? 叡智さんうるさいのでもっと簡潔に伝えてください。
[了解しました。魔法の使用は所有者の想像力に関係しているためスキル単体での使用は不可能なためです。]
最初からそう言え。
ただただうるさいだけだったじゃんか。
そう言われたら俺だって納得できたのに。
[スキル『叡智』との同調を開始しますか?]
……ああ。訓練の間だけな。
あと魔法使うとき以外は同調は解除で。
[了解しました。それでは同調を開始します。]
[完了しました。]
……特に何も変わってないじゃないか。
なにが同調だよ。
[視界、感覚の共有、及び想像性の共有をしているだけです。]
……期待して損した。
とにかく魔法の使用は頼むよ叡智。
俺に詠唱とかいう恥ずかしいことをさせないためにも頼んだ。
[了解しました。これより魔法の使用を開始します]
えっと……俺は石に触れてと。
威力高いと怖いからできるだけ第一級魔法で頼む。
これでよしと。
……いつも以上に嫌な予感がする。
気のせい……だよな?
[スキル『同時展開』を発動しました。魔法を展開します。
『
[スキル『同時展開レベル1』、『着火レベル1』、『焼却レベル1』、『火炎耐性レベル1』、『弓術レベル1』、『命中向上レベル1』、『属性矢レベル1』、『魔法弓レベル1』、『剣術レベル1』、『属性剣レベル1』、『魔法剣レベル1』、『盾術レベル1』、『属性盾レベル1』、『魔法盾レベル1』、『土耐性レベル1』、『風耐性レベル1』、『拘束耐性レベル1』、『肺破壊耐性レベル1』を獲得しました。]
[スキル『同時展開』を発動しました。魔法を展開します。
『
[スキル『同時展開レベル1』、『着火レベル1』、『焼却レベル1』、『火炎耐性レベル1』、『弓術レベル1』、『命中向上レベル1』、『属性矢レベル1』、『魔法弓レベル1』、『剣術レベル1』、『属性剣レベル1』、『魔法剣レベル1』、『盾術レベル1』、『属性盾レベル1』、『魔法盾レベル1』、『土耐性レベル1』、『風耐性レベル1』、『拘束耐性レベル1』、『肺破壊耐性レベル1』を獲得しました。]
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[スキル『同時展開』を発動しました。魔法を展開します。
『
[スキル『同時展開レベル1』、『着火レベル1』、『焼却レベル1』、『火炎耐性レベル1』、『弓術レベル1』、『命中向上レベル1』、『属性矢レベル1』、『魔法弓レベル1』、『剣術レベル1』、『属性剣レベル1』、『魔法剣レベル1』、『盾術レベル1』、『属性盾レベル1』、『魔法盾レベル1』、『土耐性レベル1』、『風耐性レベル1』、『拘束耐性レベル1』、『肺破壊耐性レベル1』を獲得しました。]
[スキル『同時展開』を発動しました。魔法を展開します。
『
[スキル『同時展開レベル1』、『着火レベル1』、『焼却レベル1』、『火炎耐性レベル1』、『弓術レベル1』、『命中向上レベル1』、『属性矢レベル1』、『魔法弓レベル1』、『剣術レベル1』、『属性剣レベル1』、『魔法剣レベル1』、『盾術レベル1』、『属性盾レベル1』、『魔法盾レベル1』、『土耐性レベル1』、『風耐性レベル1』、『拘束耐性レベル1』、『肺破壊耐性レベル1』を獲得しました。]
[スキル『同時展開』を発動しました。魔法を展開します。
『
[スキル『火炎耐性レベル1』、『降下レベル1』、『風耐性レベル1』、『疾走』、『突風レベル1』、『銃術レベル1』、『属性弾レベル1』、『魔法銃レベル1』、『土耐性レベル1』、『拘束レベル1』、『拘束耐性レベル1』、『肺破壊耐性レベル1』、『錬成レベル1』、『生成レベル1』を獲得しました。]
[スキル『同時展開』を発動しました。魔法を展開します。
『
[スキル『火炎耐性レベル1』、『降下レベル1』、『風耐性レベル1』、『疾走』、『突風レベル1』、『銃術レベル1』、『属性弾レベル1』、『魔法銃レベル1』、『土耐性レベル1』、『拘束レベル1』、『拘束耐性レベル1』、『肺破壊耐性レベル1』、『錬成レベル1』、『生成レベル1』を獲得しました。]
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[スキル『同時展開』を発動しました。魔法を展開します。
『
[スキル『火炎耐性レベル1』、『降下レベル1』、『風耐性レベル1』、『疾走』、『突風レベル1』、『銃術レベル1』、『属性弾レベル1』、『魔法銃レベル1』、『土耐性レベル1』、『拘束レベル1』、『拘束耐性レベル1』、『肺破壊耐性レベル1』、『錬成レベル1』、『生成レベル1』を獲得しました。]
[スキル『同時展開』を発動しました。魔法を展開します。
『
[スキル『火炎耐性レベル1』、『降下レベル1』、『風耐性レベル1』、『疾走』、『突風レベル1』、『銃術レベル1』、『属性弾レベル1』、『魔法銃レベル1』、『土耐性レベル1』、『拘束レベル1』、『拘束耐性レベル1』、『肺破壊耐性レベル1』、『錬成レベル1』、『生成レベル1』を獲得しました。]
…っさい。うるさい。うるさい。
……………もうやめようよ………
[魔法の使用が終了しました。スキル『叡智』との同調を解除します。]
[スキル『同時展開レベルMAX』、『着火レベルMAX』、『焼却レベルMAX』、『火炎強耐性レベルMAX』、『弓術レベルMAX』、『命中向上レベルMAX』、『属性矢レベルMAX』、『魔法弓レベルMAX』、『剣術レベルMAX』、『属性剣レベルMAX』、『魔法剣レベルMAX』、『盾術レベルMAX』、『属性盾レベルMAX』、『魔法盾レベルMAX』、『降下レベルMAX』、『風強耐性レベルMAX』、『疾走MAX』、『突風レベルMAX』、『銃術レベルMAX』、『属性弾レベルMAX』、『魔法銃レベルMAX』、『土強耐性レベル5』、『拘束レベルMAX』、『拘束強耐性レベルMAX』、『肺破壊強耐性レベルMAX』、『錬成レベルMAX』、『生成レベルMAX』を獲得しました。]
[スキル『剣術』、『弓術』、『盾術』、『銃術』のレベルが最大になりました。]
[スキル『剣聖術』、『弓聖術』、『盾聖術』、『銃聖術』を獲得しました。]
[スキル『元素魔法』のレベルが10上昇しました。]
[スキル『元素魔法レベルMAX』になりました。]
[条件を満たしました。]
[スキル『魔力暴走』を獲得しました。]
[条件を満たしました。]
[称号『無差別魔法機関車』を獲得しました。]
[スキル『鑑定』を使用します。]
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【称号】無差別魔法機関車
10種類以上の魔法を三十分以内に無差別に一万発以上放ち続けた者に与えられる称号。
適当に魔法を放つと魔法が炸裂するようになる。
また、相手がその魔法に耐性を持っていた場合、その耐性を貫通してダメージを与える。
ただし、その魔法が無効の場合は意味はない。
また敵味方かかわらず攻撃が当たったとき、一時的に魔法攻撃力が3倍になる。(重複不可)
______________
俺、叡智、キライ……
俺、通知、大キライ………
………はあ。…………はあ。
もうヤダよ……誰か助けてよ……
このままだと……俺……死ぬよ?
[スキル『ストレス強耐性レベルMAX』を獲得しました。]
…………本当に…それ、やめようよ……
……理不尽だ。
[予告します。2分後、不使用の魔法で同様の行動を再開します。]
……もう意識が……もた、ない……
[緊急事態発生。一時的に回復系スキルを総動員します。]
あれ、俺確か意識一瞬無くなって……
[再度予告します。2分後、不使用の魔法で同様の行動を再開します。]
……俺また瀕死まで行かされるみたいだ。
沙耶も大概だけど叡智もスパルタ過ぎない?
何もかも効率じゃないんだよ?
[準備フェーズ中につき、全ての質問、要請には答えられません。]
……こいつ……鬼かよ。
いや、鬼よりも鬼だな。
どうやら沙耶と同じく、叡智も俺を殺す気のようだ。
……この世界には救いなんてものはどうやら存在しないらしい。無念だ。
せめてもっと楽に死にたかった……
______________
作者です。
お察しの通り主人公の習くんは死にませんのでご安心ください。
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