第2話 近いぞバレンタイン
「チッ」
陽向汰は自信があった、ミオは必ず
泣きついて来る、流石に、留年ねだりは無理だったろうが
俺から離れれるわけが無い
あのLI〇の後ミオからの連絡無視を決めこむ!!
き、寄生虫なんて言われて黙ってられるか💢
ミオの奴
チラチラと覗きに来てるのを知ってるクフフバーカ絶対オレ声掛けない
もう頼み事もしない
「陽向汰さん今日飲みに行かない?」
同期生の誘いを直ぐOKする
「ああ、いいぜ、勿論2人だよね」
彼女は嬉しそうに微笑む
そんな彼女の頭をポンポン
「じゃ後で、迎えに行くよ」
「うん待ってるね♡ 」
チラチラとミオを見る
アハハハションボリ肩を落とし帰るミオを見るのが楽しみ、高い物 ねだらなくてもあの姿 見れればイイカ
イジメがいがあるって楽しぃー
しかし12月を前にした11月
そろそろクリスマスの予定を言って来る頃と陽向汰は身構える
「プレゼント
何がいい?」
ミオは溢れんばかりの笑顔で聞いて来る これはいつもならの話
俺はもう決まっている
金のネックレス無理な物をねだるのが楽しい
ちょっと高いがまあミオなら頑張って購入するだろうオレの為だったら。
50万の良い奴を見つけた俺もミオにプレゼントがある
俺が一年着たパジャマ
ミオは大喜びするだろう、ミオは単純なヤツだし一応絹だしミオに無駄な金は使わない。
上下関係をハッキリさせないとナ
俺は甘やかしはしない!!。
ネックレスは自分で買えない事は無い俺んち年商30億
なんの会社って手広くやっている
その会社の御曹司が俺
俺はミオのバタバタした顔や焦りを見るとスカッとするし震えるような高揚感を味わえる、
離したくないのがホンネ
他の女じゃ味わえないじゃん、そんなスリル。
そこ迄、俺の為、努力する女はミオだけ他の女は、サッサと見切りをつけて居なくなる、他の女にそんなことしても、つまらんからミオ以外にはしない。
俺はもしかしてドSいやサドスティックなのかもしれない。
ミオじゃないと興奮しない
オレってマサカの変態?
マア何とでも言ってくれフッフッフ
入学して間もない頃
毎日、俺を探しに来てはパァァっと
嬉しそうな顔をする
「毎日、毎日、俺を見に来て何やってる?」
そんなミオが不思議だった。
興味も湧いた!
飲み物を差し入れたり
お弁当を買って用意したりそれも後々は手作りになった
ミオは俺にズンズンと近ずいて来た
いやいやいや
なかなか使える女だと思えた
ちょっとポチャッコで可愛いらしいし俺好み
犬でも猫でも丸い方が好きな俺は
回りにいるスタイル抜群の女子より
ミオは、魅力的だった。
俺が可愛い女の子に告白されている時、草陰からミオがヌヌッと現れた。
「フエッ」
とオレの喉の奥から声がかすれて出た然し
よく見ると何とも悲しそうな顔をしてポロポロと涙を流したミオ、それを見たら胸がスカッとしてブルブルとした高揚感が湧いてきた。
彼女に場所変えようと誘うと、ミオは又うるうると目に涙を溜めた
そんなミオを後目に好きでも無い女の子の肩を抱き泣きそうなミオを気にしつつ歩くスカッと超快カーン
『う"う"う"何故か興奮して来た。』
ミオを落ち込ませると体の芯から興奮する。
それを想像しながらヤリたくない
スタイルバッグンな女とHOTEL IN
まあ入った次いでにヤル
俺もオトコだ本能の赴くままにミオの事を思い出し興奮する
ミオは何とも言えない顔をして
HOTEL前に佇んでいるんだろうな。
その姿を見たいが為に
好きでも無い女と遊ぶ・・
「プッそれはな、ドSって言うんだヨ」
友人の真彦は笑い飛ばす。
「やっぱりそうだよな‼️」
薄々 感じてはいたがモロに言われると返す言葉がない
「どうしたらいいんだ❓」
「お前は彼女(ミオ)を好きなのか?」
真彦は顔をゆがませて聞いてきた
隣にいた優人も頷きながら
「付き合うならちゃんと扱え」
と言う。
「俺がミオを好き?
んなわけ・・・が え?あるのか?」
いまさらながら陽向汰は考える
が「分からない!」
と呟いた。
いつも俺のそばに居て、かといって
何も、言って来ない
俺を見ると嬉しそうにしてそれが鼻について、イジメてしまう!
それがオレとミオの関係なハズ
なのにクリスマスが近くなっても
今年はミオからのアプローチも無い
「アレ( ´◔‸◔`)アレ❓どした?」
ちょっと冷たくし過ぎたか?
俺から連絡は流石にプライドが
許さない、なんで?(ʅ(°▾。)ʃ
クリスマスを過ぎ年末年始がおわり
ついにバレンタインを迎える。
待てど暮らせどミオからのアプローチは
無い。
12月1月空振りに過ぎて行った。
ここで普通の男なら嫌われたかな?
とか他に好きな男でもできたかな?
とか感じ取るはずだ しかし陽向汰は
ミオが離れれるはずが無いと思い込んでいるし 疑っていない所が普通の男とは違う所以である。
そしていよいよバレンタイン
ココは、ミオも抑えたいんじゃ無かろうか?と陽向汰は睨んでいる。
いやいやミオのくせに・・
今度少しは相手をしてやろうかな!
こうすっぽかされたんじゃ
ヒマwww
2月14日を目前にしてミオは悩んでいた。
去年チョコを渡したら
「オレ、甘いの苦手なんだよ」
って1度、陽向汰に断られ
老舗の手焼き煎餅渡したら
「ふざけんな!」
といわれ
「俺が好きなのはーなぁ、ブランド品だ」
イケメンな顔を近ずけ陽向汰は言った。
「チョコの?」
ミオもついつい言い返した、そうしたら陽向汰は呆れて
「な訳ねーだろ!
オレ、オトコ、
お菓子は、苦手ったろうがー💢
分かってんだろ!」
バカにしたように
鼻でフッと笑った・・・
「ヤッパそうだろーな!」
ミオは、そんな過去を思いだし
考えていたら
ハッ「季花」
が後ろに腕を組んで立っていた。
ギクッ
「ミオ、まさかバレンタイン
また貢ぎ姫・・・やるの?
せっかく・・・」
季花は恨めしそうにつぶやきながら項垂れた。
ミオは慌てながら
「ハハハ
まさかナイナイ꜆꜄꜆꜄꜆」
季花は怪しい目を向けながらジー
っと見てくるヤバ
「だ、大丈夫だよー
笑՞ ՞
バレンタインのプレゼントなんか
考えてたりしないからアハハハハ」
季花は思った
『やっぱり考えてやがったな』
「そうだよねー
ミオは高い物プレゼントしても!
去年のホワイト𝔻𝕒𝕪,のお返しも!
クリスマスのプレゼント
も!
更に誕生日のプレゼントさえ
も!
貰えた事無かったし
いくら馬鹿なミオだって流石にィ気付くよねー」
ミオはキョトンとして季花を見て
「ん?何に気付くの!?」
と聞いてくる。
「は!、利用されてる事よ💢」
「え?そんな事ないよー
定期的に部屋に呼ばれたし
利用なんかされてないって!」
「💢バカたれ
定期的に
掃除してご飯作って
帰って来ただけじゃん」
「う!!」
「それを利用されてるっーの‼️
気付けぇ!バカ💢」
「・・・え、だって」
「え?だって・・なにサ💢?」
怒る季花にミオはボソボソと呟く
「ご飯も美味しいって言ってくれたし、掃除したあとも凄く喜んでくれたもん」
「おいおいおい💢っ
私だって喜ぶサ
なんもかもしてくれる無料家政婦がいたら いい加減 気ずけよ。
腹減ったから呼ばれて
飲み散らかした後の片付け
やらされて喜んでんじゃないよ」
ミオは今更気付いたのか項垂れていた。
季花のキツイ一言に撃沈
確かに毎回呼ばれるのは日曜日の
夕方
飲み明かして、爆睡そして
目が覚めて・・・アレは
掃除に呼んでいたのか?🧹
会いたかったからじゃなかったのかー
季花の言っていたように散乱した
部屋を見て、陽向汰は臭い汚い直ぐ片付けたい、腹もペコペコ
そう思って呼んだんだろうなあ
「はぁーそうだったのか!!」
今頃気付いたのかと言わんばかりの
季花は優しい口調でいう。
「分かってくれた?」
ポンポンと肩を叩いて
「私がアイツ(陽向汰)ならミオを大事にする、もつと良い男いるし
何で苦労丸見えのオトコに、従うの?ってか付き合っても無いオトコの世話するの?」
と言った。
・・・・・・ ウッ
ミオは覚悟を決めた
陽向汰と別れるには
ちょうどいい、ア、別れるってのとはチョット違うか!
どこぞのパティシエが作ったと 毎回売れ過ぎの手に入らないチョコの予約が取れた。
チョコレートにしてはかなりな値段
「これでダメなら
仕方がない、正直、金が続かない」
陽向汰の為にミオはアルバイト掛け持ちしないと日向汰の世話が出来ない
毎回高い物をねだって来る。
誕生日はカル○ィ○の財布
(11万超)
2年前のクリスマスはGUC○○のバック(○○万超)
去年のバレンタインはティ○○ニー
のメンズ指輪(○○万超)
毎回値段が上がって来るそして
今度は何と金のネックレス
郵便受けにパンフレットに赤マルして入っていた。
こんな事するの陽向汰しかいない。
ひぇーぇえ(50万)だとぉー目が飛び出す
日向汰のパンフレットの50万のなんて無理無理
学生がアルバイト掛け持ちして
貢げる値段はせいぜい頑張って10万
しかも103万超えそうな時もありヒヤヒヤ税金がかかって来る
そういえば陽向汰の為にバイトして来たなぁ
しかもバレンタインは
チョコが主流じゃん、主役はチョコじゃんか‼️
チョコが泣くぞ🍫
"ネックレス
楽しみにしてるからなぁ
でないと、わかるよなぁあ"
と日向汰からの脅しLINe
ミオは・・・季花との約束を
・・・破った
"了解"👍
の返信をする。
"期待してるぞー"
と陽向汰から
チョコの甘さは裏切らない期待してろや甘いぞとミオは思った。
そしてキタキタ2月14日
まるでドスドスと足音を響かせるように
ミオは陽向汰が大学に着くのを門で待つた。
同類の女の子がドカドカと甘ったるいチョコの匂いと共に現れた。
女の子にとっては気合い入り皆、本命チョコに決まっている
そしてミオも人生かけた本チョコを胸に抱える。
白いセダ○が大学前で止まる
陽向汰が黒のニットセーターにジーンズ
グレーのスタンドコートを着て現れた。
ギャーギャーギャーギャー
そんな中、女の子に愛想を振り撒いて
「ありがとうチョコだいすきなんだ」
チョコを受け取りながら陽向汰はミオに一回も言った事が無いありがとうを呟きながらプレゼント(チョコ)を受け取っている。
しかし
ミオを見つけると真っ直ぐミオの元へと陽向汰は足を進めた。
ﮩ٨ـﮩﮩ٨ـ♡ﮩ٨ـﮩﮩ٨ﮩ෴ﮩ_____┣¨‡┣¨‡
ミオの心拍は急上昇
陽向汰のカッコ良さと陽向汰の期待を裏切る心苦しさでミオの胸は張り裂けそうだった。
陽向汰は右手を差し出し顎でクイクイ
ミオは震える手で紙袋を差し出すと
ハイッ陽向汰の右手に震える手で紙袋を押し付けて居心地悪さに耐え切れず走って逃げた。
あとは雑踏の中走る走る、足が上がるだけ走った気分はシュシュシュ忍者。
気がつくと街中のデパートの外にいた。
バス待ちのオバチャンおじさん
が杖を立ててバス停に座っていた。
長椅子は年寄りで埋まっていた
聞きたくないけど話しが聞こえる。
ハァハァハァハァングッ
ハァハァハアハアミオは息が上がる中、耳を傾けた。
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