天然さんならしょうがない
サカマサv
第1話 小学1年生
未だに思う、あの頃の私は人の話をよく聞かない子だったと。そしてアホ(笑)。
その場に任せて動くタイプかな。
先生が駄目と言ったらやりたくなっちゃうよね、本当にやっちゃうの。
私には3つ上の兄がいます。小学3年生。
一緒に登校してなんだかんだ仲は良かったのかな?覚えてないや(笑)。
ある日、先生に手紙を届けて欲しいと頼み事をされ、私は3年1組に行った。兄のいる教室の為、少しだけ慣れ親しんでいた。ちょうど先生が居なかったため、3年生の生徒(兄)に渡した。私の仕事はこれで終わり。頼まれた事もやったため、1年生の教室に戻る。
しばらくすると、3年1組の担任の先生が、私が届けた手紙を持って来て、私の担任と何か喋っていた。3年生の先生は困惑していた。
すると、私の担任はこっちへ来て手紙を私に渡した。「3年3組じゃなくて、1年3組だよ。もう一回届けて来てね。」
クラスみんながいる前で言われた。
私は先生の言葉を聞き間違えてしまったのだ。
授業中にも関わらず私は1人、廊下へ出て3組に届けに行った。その時の私は困惑、恥ずかしさ、罪悪感、それらの感情が渦巻いていた。
誰だって間違いはある。しかし、今回は
兄のいるクラスに行ってしまったこと。
上級生にとって下級生とは可愛い存在な為、兄に妹がいることはクラスにはすでに広まっていた。その上でこの失態。
「どうしてこうなっちゃうの…」
悲しく、人見知りな私にとってクラスの注目を浴びた事はショック。
何年経とうが忘れていない。
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