ドラゴン
俺達はレイソン村に向かう事にした。
レイソン村へ行く道中の村ではユウは宿で、俺は村の近くの茂みで休息をとりながら二日間をかけてようやくレイソン村に着く
「師匠、村に着きましたね、長かったです」
「そうだな、じゃユウ、早速どこにドラゴンがいるか、どこに洞窟があるか聞いて来てくれないか、俺はそこの茂みにいるから」
「分かりました、じゃ早速行ってきます」
ユウが村へ向かって行ったので俺は村の近くの茂みで休憩する。
しばらくの時が経ちユウが戻ってきて
「師匠、分かりましたよ」
「それでどこなんだ?」
「それはですね、ドラゴンは村の近くの山の頂上に洞窟はその山の近くにあるそうですよ、どうします?」
ユウが聞いてきたので洞窟の探索にどのくらい時間がかかるか分からないからドラゴンを倒してからの方が良いかと思い
「ドラゴン退治の方からするか」
「分かりました、じゃ、早速行きましょ」
俺たちは山に向かう事にした。
行く途中、ユウがこちらを向き
「師匠、ドラゴンについて変な事が分かりました」
「変な事とはなんだ」
「このドラゴンは村の人に若くてかっこいい男を生贄に寄こせって言ってきたらしいんですよ」
俺はドラゴンは喋るのかと疑問に思い
「ドラゴンって喋るのか?俺喋るドラゴンなんて会った事無いぞ」
「そうなんですか、まあでも村の人達が言っていたので喋るんでしょう、知りませんけど」
俺はそれ普通のドラゴンでは無いのでは思いつつも納得ししていると
「そのドラゴンは生贄をどうするんですかね、食べるんですかね」
「まあ、ドラゴンだしな、食べるじゃ無いか」
「そうですかね、でも良かったですね、師匠は食べられそうになくて」
「おい、ユウよ、ここぞとばかりに悪口を言うなよ」
ユウは笑いながら
「変なものが見える師匠に仕返しです」
「不可抗力だろ、それに俺に変な物なんて無いさ、全身美しいだろう」
俺も仕返しにドヤ顔で冗談を言うとユウは引きながら
「それ、本気で言ってます」
「冗談に決まっているだろう」
ユウは笑いながら前を向いた。
しばらく歩いていると頂上が見えてくる、だが肝心のドラゴンが見えなかったので
「ドラゴン、見えませんね、どこにいるのでしょうか」
「ドラゴンだしな、飛んでいると思うから上を確認しながら歩けよ」
俺たちは上を確認しながら頂上にたどり着く。
だが、そこにドラゴンがおらず、無駄足かと思いながら休憩していると空からドラゴンが現れ
「おい、人間、俺の遊び場で何をしている」
ドスの効いた声で言ってくるのであった。
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