不精

第1話

僕は不精である。

よく不精髭を生やしている。

肌が弱いので、あまりそれないのだ。

でも、先祖は商人で武将ではない。

つまり、筆不精でもある。

しかし、はがき職人だった時期もあった。

必ず「意外」と言われる。

自分でも、そう思う。

ハガキ職人だったのは、１９９０年から２００１年。

そのあとはポツポツ。

始めたの理由は、前年に近鉄バファローズが優勝し、

「次に優勝するまで、期間限定でやってみよう」

それがきっかけ。

その頃は、すぐに優勝すると思っていた。

だが、２００１年まで１２年も待たされた。

その間、続けるはめになった。

結構名をはせて、ノベルティもたくさんもらった。

殆どのハガキにイラストを描いていたので、おかげでかなり上手くなった。

意外に採用されて、あるイベントでDJに壇上にあげられて、インタビューされた時は、焦った。

そのDJの方には、今でも覚えていただいている。