第三話 他の事故関係エピソード、担当スーパーの店の娘さんに告白した件

 このエッセイ書いているうちに、色々と黒歴史を思い出したので、ちょっとその話も書いておきます。

 僕は新人ながら事故管理係だったのですが、大体、新人で入ってくる営業マンは必ず事故ります。

 本社の人に訊いたのですが、全国で五百台ぐらいのセールスカーが毎日、動いてるのだから、どこかで、毎日、一件ぐらいは事故が起こるそうです。

 一番、多いのが、という事故です。

 僕はこの事故に人生で四回ほど遭遇してますが、セールス時代に二回、その後に二回体験し、一度、むち打症になって病院で治療拒否され(保険金詐欺が多いので治療打ち切りになる仕組みになっている)、今も通ってる鍼灸マッサージ医院で回復した体験をしています。

 あとはコンビニで接触事故とか多いですね。新人はバック駐車とか不得意だし、店に軽くぶつけるとか多かったです。


 僕が引き起こした事故はまだあって、春の日に車が渋滞してて、いつもの間にか居眠りして、時速五キロぐらいのノーブレーキで前の車に追突して全損廃車(買替え)させた事もありました。

 衝突と同時に目が覚めて、メガネが外れて飛んでいくのがスローモーションで見えます。

 前回も言いましたが、走馬灯は見えませんでした。

 相手が某N社の販売店の方で、全損廃車(買替え)だったので、5万円ぐらい別に慰謝料払って欲しいと言われて事務所に何度も電話がかかって来て大変でした。

 保険会社は払わなくいいと言われたのですが、まあ、申し訳ないのと、大変なので銀行振り込みで払ったこともありました。

 これねえ、おそらく、睡眠時無呼吸症の影響であり、後に三十代の頃、自分は長時間車を運転してはいけない人間だと知るのですが、それはこの会社を辞めた後の話です。


 他にも、会社を出てすぐのゆるい信号のない十字路で、相手の車に頭から運転席側に衝突された(相手が一時停止違反)事故もありました。

 これは相手方が全面的の悪いのですが、違反点数がヤバいので示談金で済ませてくれと言われて、警察を呼ばなかった記憶があります。

 自分の車だったので、そこは示談に応じました。

 この時の車の運転席側のドアが盛大にへこんでましたが、そんなにスピード出てなかったので無傷でした。

 そうです。

 僕はこれだけ事故を体験してるのに完全な無傷で、ケガをしたのはという事故の時だけです。

 一番怖い事故はこれで、です。


 埼玉の田んぼのぬかるみにセールスカー落としてレッカーで引き上げてもらったこともありました。

 これは雨の日でもあったのですが、田んぼの細い道が崩れてしまったのが原因ですが、運も悪いですが、そこを通ろうとした全くの僕の不注意です。


 週一で訪問してレギュラー注文と特売などをもらっていたスーパーで、菓子担当のその店の娘さんに告白してしまったこともありました。

 当時は馬鹿だからラブレターと花など渡したんだけど、太り過ぎだし、美人の娘さんにいきなり告白は成功率はかなり低いのは、今なら分かります。

 普通、お茶に誘うとかから始めないとね。

 この後、一カ月間ほど毎週もらっていた特売の注文が無かったですが、一カ月ぐらい後に普通に注文してもらえました。


 他にも営業マン時代は面白いエピソードありますが、黒歴史とはちょっと違う物もあり、この辺で終わりにします。

 次回は教訓というかまとめになります。

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