#9 誕生日

小さい頃、誕生日は「御馳走を作ってもらえたり、プレゼントを貰える日」と物凄く楽しみにしているイベントの一つでした。


ですが年齢を重ねるに連れて「誕生日を迎える人を祝う」というものに、少し違和感を抱いてしまいました。


人は一人では生きれないじゃないですか。

特に小さい頃は、親を始めとした身の回りの人のおかげで生きて来ていた訳です。


そう考えた時に、『誕生日を迎えた人が、身の回りのお世話になった人に「この一年も、あなたが居てくれたから無事に生きる事が出来ました」とお礼をした方が良いんじゃないのかな?』って思ったんですよ。


幼少期にも似顔絵を描いたり、肩叩き券を渡す事は出来るじゃないですか。


でも、そうなると『私は御礼をしたのに、あの人からは御礼が無かった』とか『僕の所には、何も無かった』って問題が発生したりもするのかぁ・・・。


でも親にだけは、感謝が出来る一日であってほしいものですね。

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