呟き

思い出

家族との思い出

友達との思い出

自分だけ思い出

忘れたいけど忘れられない思い出

自分を苦しめた思い出

思い出すたび泣きたくなる思い出

家族はどこかにいってしまった。

でも思い出だけはガラス片のように覚えてる。

友達はいなくなってしまった。

でも古ぼけた写真のように思い出が濁って覚えてる。

自分は自分でなくなってしまうかもしれない。

人生であった出来事全て、忘れようとしている。

忘れたくない、忘れたくない。

そう、抗えても、断片的な記憶からパズルが完成し、消滅していく。

すべてを消した今、思い出は何も残っていない。

今、私を覚えてる人は誰も残っていない。