アウトドア

外に出るのが怖かったけど、今まで外に出たかった。気持ちだけは毎日外に出ていた。


僕の気持ちだけはアウトドアみたいな感じだった。



平凡な日常を壊す勢いで家を抜け出し、星星がはっきりと見える夜へと駆け出し、ゴミのように人が詰まっている場所で走り出し、ゴールを決めずにどこかに向かっていく。



それは暗い、もう夕方のことで、気持ちも暗くなった。


知らない街を知り、

行ったことのない場所に行き、

明るい場所だけを目指した。


それから、”何か“を知りたくなり、毎日外に出たくなった。


僕はアウトドアになれたかな。


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