第3話 ストーカー

 茅「お疲れ様です!戸根先輩!」


 唯「オッツー。戸根せんぱーい。」


 花「おっ、やっと来た。待ってたよ〜。」


 先輩はもう着替えを済ませていた。

 ウチは花先輩の頬をツンツンして遊びながら、カヤチは仕事服に着替えながら話す。


 花先輩は私のこと無視してる。指先から感じる花先輩の頬はあったかい。


 茅「なんか最近誰かに見られて続けてる気がするんですよね。ちょっと怖くて。今日バイトに来る時も見られてるような感覚がして…。」


 唯「嘘でしょ!?ウチら一緒に来てたけど全然気が付かなかった!」


 花「おー、それは大変だな。もし帰り怖かったら私ついてくけど。」


 茅「い、いえ、多分気の所為なので。今のところ何も起きてないし。」


 花「そっか。まぁでも何かあったら相談してね。誰か分かってからじゃ遅いからね。」


 唯「カヤチ、絶対に私が守るからね!」


 茅「は、はい。ありがとうございます。」


 そうして時間が過ぎる。

 今は午後の9時。バイト終わる。

 今日も何も無い日だった。

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