凡人でも神に抗いたい

@Amai0610

1話平凡だった日

どんなに小さな存在でも

そこに神はいる

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

僕は臨模豊。両親はいない。趣味はネットサーフィンの今年で20歳の普通の大学生。


この世界では神と人間は共存している。


いや…共存というよりかは普通に序列はある。生態系ピラミッドみたいなさ…怖いよね。

1番上はもちろん神。神って言っても沢山いる。だから序列ができる。そして2番目は人間と立場が真ん中の神。3番目は低階級の神。人間より立場が低い神だっている。


そして人間は低階級の神を使役することもできる。僕も模倣の神を使役している。


さて…本題だが大学の親友が先週神に選ばれたらしい。

その親友と3日前から連絡がつかなくなった。普段なら電話かけたら3秒ででるってのに…

しかも大学にもいない。だから僕はその親友を探しに行くところだ。


ネットの情報によると選ばれた人間と上層部の神はイラーフ・アルカディアとかいうとこで働くらしい。神と人間が共存するために秩序を守るっぽい。


いや厨二病感えぐいな…


まあそんなこと言ってる場合じゃない。

とりあえず凸るとしよう…

しかも徒歩20分くらいだし…

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ここか…えらい高いタワマンみたいな景色が広がっている。

少し警戒しながらも僕はロビーに入った。

「あー入っちゃダメだよ〜」

水色のロングヘアーの人が喋りかけてきた。いや…人っぽいか人では無い。ところどころおかしい。耳がエルフくらい尖っていたり手にはなにか模様がある…いわゆる階級が高い神か…

「ごめんね〜ここは関係者以外立ち入り禁止なの」

「あの…友達がここで働いていて…」

「え?ま?うーん…それでもダメなんだわ」

どこのパリピだよ…

「あの!友達と連絡がつかなくなって…!」

大丈夫かな…めっちゃ声張っちゃったよ…

「あっそゆことか〜…キミの友達多分死んだね。」

「…は?」

「神に選ばれたら実験体にされるか神に従いながら社畜かの2択だよ〜

あーごめん知らんかった?」

「…もういいです帰ります」

「あっごめんこれ話しちゃったら実験体行きなの忘れてたわ〜!

てことで大人しくしてれば痛くはしないよ」

状況を呑み込めないまま大量の水に足元をすくわれる。

これマズいんじゃ

神の力を使うしかない…!

「グノーシス!!」

「えあれ…消えちゃった…まぁ一人くらい逃がしたところで何も出来ない…さっさと書類片さなきゃ…」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「ゲホッ…うぇ…あいつの水海水かよ…」

危ないところだった…今回は水に模倣することであいつの水との区別をつかなくしたが…次はどうなるか分からない…

下手に神に喧嘩なんか仕掛けるんじゃなかった…

ずぶ濡れになりながらも自宅へ帰った。


僕は決心した。

必ず復讐してやる。


さて…これからどうしたものか…

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