頼みの綱はいつでも日本(か中国) V.1.1

@MasatoHiraguri

第1話 量産化技術は日本の製造装置メーカーと現場の女子工員の連携から

何を作るにも、1個や10個作れても、100万という単位で均一な品質を持つ大量生産能力がなければ商売にならない。

半導体の製造においても、半導体を製造する装置メーカーとそれを工場で操作して実際に半導体を生産する女子工員との緊密な連携がなければ、良い半導体製造装置は生まれないし、それを使って歩留まりの高い大量生産もできない。現場で働く優秀な女子工員たちからのフィードバックこそ、製造装置の製造にとって要となるのです。

ネット販売業者のアマゾンでも、購買者からのフィードバックで成り立っているといえるくらい、顧客の意見というのは大切です。たくさんの読者や商品の使用者からの真摯できめ細かな、そして論理的で知性的な声がこれほど豊富にネットに投稿される国は、日本が断然一番なのです。

アメリカのコーヒーショップやハンバーガーショップは、日本の店・製造工場の声を取り入れて、次の商品開発に取り入れるのがお決まりとなっている。

日本人の製造ノウハウ、顧客応対マナーといった各種ノウハウを取り込むことで、彼ら珈琲屋やハンバーガー屋は世界で急成長できた。

ですから、韓国のハンバーガー屋も台湾の飲み物屋も、日本からのフィードバックを最も重視する。日本人の味覚感覚、製造技術、サービス業としての店員の応対の仕方、等々、ほぼすべてのノウハウを取り込んで、それに韓国や台湾のラベルをつけて、自国で世界で販売しているのです。

台湾の半導体メーカーのTSMCが、日本での工場や開発センターの建設を加速させているようですが、結局は次世代製品を大量生産するノウハウとそれを取り込んだ製造装置を、いち早く自分たちが手に入れたいということなのでしょう。

    

TSMCが日本での半導体パッケージング工場の建設を検討中との報道

https://external-content.duckduckgo.com/iu/?u=https%3A%2F%2Fi.gzn.jp%2Fimg%2F2024%2F03%2F19%2Ftsmc-chip-packaging-japan%2F00.jpg&f=1&h=110&nofb=1&ipt=ffdd517ff4363165937f816aa77ae1a50f88e58d3880036081501cf4aaf90861&ipo=news


     2024年03月19日


半導体製造(前工程)に於いて重要なのは、

① 半導体製造装置

② それを運用して製造する技術者と女子工員

③ きれいで豊富な水

④ 環境(地震が少ない九州や北海道)

⑤ 工場近隣の快適な生活環境(衣食住・文化施設)

すべてをまかなえるのは、世界中で日本だけです(中国は①以外はすべてOK)。

半導体の量産においては、製造現場と製造装置メーカーとの密接な関係が最も重要です。現場における多くの人間(工員・装置操作者)のノウハウを製造装置に取り入れることで、製造装置の能力を上げていき、工員がいなくても技術者ひとりで製造装置を動かせる、更には、技術者がいなくても製造装置だけで半導体ができる。極端な話、そういう流れで工場の自動化を進めていくのが半導体製造業(に限らず多くの製造業)なのです。

ですから、製造装置や水だの以上に、先ず、製造現場で装置を使ってもの作りを行なう女子工員の平均的な資質が極めて重要であり、その点、日本人というのは人間としての品質が高くて均一ですから、精密機械や製品を作るには、最も適した民族といえるのです。

手先が器用とかいう問題ではなく、真面目に・根気強く・小まめに良く働く人間(の集団)が必要とされるのであり、その意味では世界中で日本人と中国人しかいない。

まさに「全体は部分の総和に優る」です。

同じ在来種純粋日本人同士が一致団結し、チームとしての総和を発揮できるという日本の伝統は、かつてのニチボー貝塚女子バレーボールチーム時代からの、日本の御家芸ともいえる優れた資質です。

在来種純粋日本人女性たちの高品質のチームワークから生まれた製造技術というノウハウを、各種製造機器・ロボットメーカーがコンピューターに取り込み、各分野での優れた製造装置を生み出してきたのです。

世界中どこの国でも、100人に1人、10人程度の優れた工員がいても、日本のように100人や1,000人全員が高レベルで均一な能力を発揮し、且つ、チームとして団結して活動するすることで更に高い生産性を上げることができる民族(国)というのは、中国くらいしかいないのです。

半導体の製造装置メーカーにとって、ですから、台湾や韓国、アメリカの製造現場(工場)からのフィードバックなどほとんど役に立たない。言葉の問題ではなく、工員の資質の問題です。

過去、日米半導体装置メーカーと日本の女子工員たちとの連係プレーから生まれた先進の半導体製造装置によって、どこの国でも半導体の量産が可能になった。極端な話、北極のエスキモーでもアフリカの原住民でも、韓国でも台湾でも、この量産化技術の詰まった製造装置によって、半導体を作ることができたのです。

結局、アメリカの製造装置メーカーよりも日本の方が躍進したのは、装置メーカーと現場とが同じ日本のなかにあって、緊密に連携できたからではないでしょうか。

そして今度は、将来の半導体量産技術においても、同じように日本の半導体製造装置メーカーと現場の日本人女子工員との連携が必要とされる。これがなければ、先進の半導体製造装置は生み出せないのです。

だから、台湾も韓国も日本に開発センターという名の「パクリ組織」を設置し、日本人が開発した半導体の量産化技術をいち早く取り込もうと、虎視眈々と狙っているのです。

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