第82話 プロとアマの差

ラジオ体操ひとつとっても、プロフェッショナルとアマチュアの差はある。

アマチュアがNHKの放送でやっても、まともな動きはできまい。

それなりならええってものじゃねえからよ。

プロとは言っても、野球選手と体操のプロとでは違うわ、やっぱり。

ましてや、職場で毎朝やるラジオ体操ともなればテキメン。

そんなシャキシャキ動ける人ばかりじゃないだろう。

彼ら彼女らはその職場の業務が仕事で、体操そのものが仕事ではない。


先日、時刻表の復刻版を18冊、電子書籍でそろえた。

今後の仕事で必ず必要だからね。

現に、それを使って今も小説を執筆しています。ええ。

こうなると、時刻表を調べるという点においては「プロ」となるのよ。

金がそれで入るわけではなくても、そこが商品と直結するからね。

そうである以上、もはや昔のようにアマチュアではいられないのです。


その甲斐あって、電子書籍で時刻表引いて読むのにも慣れたよ。

なんせこのパソコン1台で18冊分、1925年から1988年まで。

古くは大正時代まであるぜ。さすがに大正期のは勝手が違うけどね。

でも、いくら本来の大きさや分量が違うと言っても、そこはプロよ。

プロになる前に何十年も、その時刻表を呼んできているからね。

あ、今も読んでいますよ。さすがに最新版は紙媒体だけど。


とにかくね、プロとアマの差っていうのは、

ほんのちょっとの差から生れるものだってことですよ。

ほんのちょっとが、恐ろしいほど大きな差となっていくわけです。

心して、進んでいかねばなりませぬ。


では、これから仕事に出かけますね。

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