第7話N値3以内のヘブン!
木造建築は軽量だからN値3以内で合格だ。
N値とは宅盤の1平米に掛かる住宅の質量を表している。
1平米3トンの荷重で、不等沈下が無く大丈夫だった。
一階は俺が経営するリフォーム会社事務所と浴室を設計した。
2階はダイニングキッチンで妻と子供と俺の寝室にして、3階にはカクテルバーを設けた。
3階の夜景は絶景とまでは行かないが、独りで飲みながらに観えるイルミネーションは格別だ。
独りが落ち着く・・・。が、3階の居室は冬と夏の寒暖には辟易するが、空調が効いて来る頃には微酔い気分で「心頭滅却すれば火もまた涼し」というやつで、ヘブンだ。
俺は孤独の空間を楽しむ為、家族を隔絶した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます