☆月★日
今日は仲良しの友達に誘われて一緒に動物園に行きました。その子は私と中高が一緒で、中学でも高校でも生物部に所属していて、今は大学に通いながらペットショップの店員さんのバイトをしています。でも、ペットショップっていってもワンちゃんネコちゃんじゃなくて、ヘビとかトカゲとかを専門に扱っているお店です。その子によると「エキゾチックアニマル」っていうらしいです。
その子は出会った頃から両生類や爬虫類が好きで、当時から私もよく付き合わされていたので、そういう気持ち悪い生き物にもわりと耐性があります。なんかですけど、慣れるとちょっと可愛いって感じてくるんです、本当ですよ?
なので、動物園に行ってもやっぱりそっちのコーナーに釘付けになっていました。動物園に来てカエルとかカメとかがいる水槽ばっかり見てるってやっぱり変だと思います。でもその子は、というかその子に付き合わされてる私もそうですけど、いつもこうなので慣れちゃいました。
動物園を回った(動物がいるコーナーはあっさり)後は、近くのカフェに寄って遅めのお昼ごはんを食べました。そのとき、その子から珍しいカエルの生態について教えてもらいました。ごはん食べてるときでも両生類のこと考えてるとこ、相変わらずだなあ。
その子の話は、カエルには鳴き声の高さで体の大きさを判断している種がいて、鳴き声が低いカエルほど体が大きくて強いから、メスはそういうオスを選んでいる、というところから始まりました。
いきなり難しい話で混乱しましたが、「体が大きいカエルの鳴き声は低い」っていうのは、小さなバイオリンは出る音が高くて、すごく大きなコントラバスは出る音が低い、みたいなイメージで理解しました。ちなみに、実は私は中学のとき吹奏楽部に入っていたんです。すごく練習がきつかったなあ。あの頃から既に早起きが苦手だったから、どうやって毎日朝練に出ていたのか自分でも謎です笑。
それはさておき、その子の話には続きがあって、その子が教えてくれたカエルというのは、オスの鳴き声と同じ高さの鳴き声をメスが返すと、メスのところにそのオスがやってくる、という生態をもっている、ということでした。
そもそもカエルって基本的にオスしか鳴かない、っていうのは私も知っていますが、一部の種では実際にメスも鳴くらしくて、それでコミュニケーションを取っているとか。
このカエルですが、メスは卵をたくさん産むためにたくさんエサを食べて栄養をつけなくちゃいけなくて、だからオスに狩りを手伝ってもらう。で、体の大きなオスほど狩りも上手だから、たくさんのエサが食べられる。だから、大きくて強くて狩りが上手な、鳴き声が低いオスのカエルにメスはお返事をするんです。
でも、体の大きなオスはそんなにたくさんいないから、一部のメスはわざと高い鳴き声を出して、体の小さなオスのカエルをたくさん集めて、産卵に必要なエサの量を確保するのだそうです。ちりも積もれば~ってやつですかね。その子曰く、なんかこういうのを「だいたい戦略」というらしいです。
その子からはいつも両生類や爬虫類の難しい話を聞かされてきましたが、今回のは特に難しかったです……。頑張って内容覚えたつもりだけど、ちゃんと理解できたのかあんまり自信ないです。
あ、そうだ。せっかくならその子もVTuberデビューすればいいのに。
生き物の知識がたくさんあるんだから配信で披露できていいと思うし、けっこう毒舌で皮肉屋なところがあるから、そういうキャラがVTuberとして刺さるかもしれない。
すみは花の妖精で、その子にはカエルとかカメとかの役をやってもらって、自然繫がりでいい感じに接点が作れるし、これよくない?
今度、誘ってみようかな?
気付いたらこんなに書いてました!
今日はとても楽しかったので日記が長くなってしまいました。
それでは、みんな、心地よい朝を迎えてくださいね。
おやすみれ~
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