2じのにこやか料理教室

あぷちろ

のどかさんの言葉に共感しました(53歳独身男性の声)

「こんにちは! "2じのにこやかクッキング"です。お相手は私『野々村のどか』でお送りさせていただきます」

「本日はとりあえずの小鉢として、食卓に一品そえられるお料理を作っていきたいとおもいます。本日の材料はこちら」

 

~材料~

鶏皮 約2枚程度

ポン酢 あるほどよい

青ネギ 食べたい分だけ

七味 お好みで

酒 秘蔵の一本


「どれもがご自宅にあるような食材ですね。それでは早速調理をおこなっていきましょう」

「まずは鶏皮の下処理ですね。用意した鶏皮に塩をまぶし、水でよく揉み洗いして、臭みとヌメリを取ります。鳥皮は表に羽毛、裏には脂がついていることがあります。あれば、臭みの原因となるので、事前に包丁などで取ってしまっても構いません」

「はい。下処理が終わりましたね。次はこの鶏皮をゆでます。お湯を沸かし、皮独特の匂いと臭みを消すために中火でじっくり10分程度ゆでます。このときに匂い消しのために酒を入れてあげましょう。どこのお宅にも全てに嫌気が差した時のための、秘蔵の一本があると思います。途中、アクと脂が浮いてくるので取り除いておきましょう」

「白っぽく、そして弾力が出るまでひたすらこの地獄の釜底で剝がされた表皮をゆがいていきましょう」

「この業と罪がにじみ出たゆで汁は、鶏皮の旨みがたっぷり含まれているので出汁としても使えます。捨てずに保存しておきましょう」

「茹で上がった鳥皮を冷水にさらし、もう一度しっかりヌメリを取るように洗います。冷水にとることで、身がギュッとしまり弾力のある食感になります」

「仇の血で塗れた手を洗うように、しっかりとしっかりと洗っていきます。一度汚した手は昔の綺麗さを取り戻す事なんてできないのに、愚かですよね」

「最後にこの鶏皮を細切りにします。水気を切り、――ああ、キッチンペーパーなどを使ってもよいですね――好みのサイズにカットします。オイリーな鶏皮は大き目にカットすると少々食べにくいかもしれません。今回は5mm程度の細切りにしています。この鳥皮は弾力がありますので、”押して”切るのではなく包丁を”引いて”切るようにしましょう。この動きはローストビーフなどを作るときにも役立ちますので覚えておきましょうね」

「最後にあらかじめ切っていたネギとポン酢で……! 完成品となります!」


~合鴨のコンフィ、カシスソース仕立て~


「実際に食してみましょう。う~ん、合鴨のコクと旨味が出ていておいしいですね。カシスの酸味が油っぽさをうまく中和していてさっぱりとしてますね」

「番組も終わりに近づいてきましたので、今回の3つのポイント」

 ・使用するハーブはけちらない

 ・コンフィ作りは油の温度が重要

 ・汚れた手は一生そのまま

「という事で、本日は鳥和えずの料理をご紹介しました。みなさまも本格フレンチの味をご家庭でお試しください! それでは、また!」

 

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