本屋さんで買い物

第七話本屋さんで買い物


俺たち四人はショッピングモールの中にある最近オープンした本屋さんで買い物をすることになった。

俺は神夜、翔夜、雫さんに何の本を買うのかを聞いた

「ここでみんなは何を買うの?」

「翔夜はね、ずっと読みたかった絵本を買うよ!」

「私は

「僕は……べっ別になんでもいいでしょ(まあ実際に買うのはBLの漫画で兄と弟の恋愛のやつだから天夜兄には見せられない!……あっちょっと待って会計してくれるのって雫さんじゃん……でもここで買わなかったら絶対後悔するし……でも雫さんに見られるのも……)ああどうしよう!」

「どうした神夜?何かあったのかそんなに焦って!」

「……天夜兄には関係ないよ!」

ガーン

「……関係ないって、そうだよないくら兄弟って言っても知られたくないことはあるよな……あはは、はあ」

「ごっごめん天夜兄そんなつもりは……(どうしよう僕があんなこと言ったから……もしこのまま仲直り出来なかったらどうしよう)」

「ああもう見てられない!二人とも仲直りして……」

そう言って雫さんは俺と神夜を握手させこう言った

「これで仲直り!二人とも分かった?」

「わかりました……まあこんな気まずい雰囲気は嫌だったし俺はできれば神夜のことはいろいろ知りたいと思ってるから」

「わっ分かったよ……ほんとはね今日買う漫画って……そのBLなんだよね……しかも兄弟の(今僕天夜兄とてっ手を……あぁ幸せ……ダメだよね隠さなきゃ)」

「なんで神夜は俺に買う漫画を言ってくれなかったんだ?」

「だって僕がBLを読むって言って天夜兄に嫌われたくなかったから……」

「なんだそういうことかてっきり俺は神夜に嫌われたのかと……でも俺はどんな神夜でも好きだぞ」

「ちょちょっとすっ好きってぼっ僕もだよ。そう言ってくれてありがとう天夜兄(あああ好きって……でも分かってるよ天夜兄は兄弟として僕のことが好きってことぐらい)」

「翔夜も好きだよ。ね雫お姉ちゃん」

「……えっこれって私にくる流れなの?……まあ好きだから一緒にいるんだけどね」

そして俺はみんなに感謝を伝えてさっそく買いに行くことになった。

「それじゃあ本買いに行こうか」

そして俺は神夜と本を買うために一緒に行動している……そして今俺と神夜はBLコーナーにいるのだが神夜が興奮しながら俺に本を見せてくる……まあ神夜のことを知りたいのは本当だけど……神夜が見せてくる場面が恥ずかしいところばかり

……でもこういうのは慣れっていうし読んでいるうちに大丈夫になるでしょ!

そうして会計をするために読書エリアに集まった。

「どうどう二人とも仲良くしてるぅ、私はこれを買おうかなって……この"上手に仲直りをさせられる方法"って本。理由はね今度はもっとひどい喧嘩になるかもしれないし止められるようにならないとなあった思ったからだよ」

「翔夜はねこの"ムキムキ島の第二の金太郎"って本だよ気になっててやっと読めるよぉ、えへへ嬉しいな」

「僕が買うのはこの"兄貴にいつも嫌いと言っていた僕は兄貴に彼女が出来たことで自分の気持ちに気づいたから兄貴を寝取ります"って本だよ……おーいどうしたのみんな固まって」

「ねえ雫お姉ちゃん寝取るって何?」

「あっいやえっとそれは、まっまた今度教えてあげるからね。大きな声でその言葉を言わないで」

「神夜……その慣れてない人はそうなったりするかもだから……安心しろ俺も頑張って一緒に読むから……な」

「……ありがとう天夜兄……それでお願いがあるんだけど聞いてくれる?」

「いいぞなんでもドーンとこい!」

「ありがとうそれでお願いって言うのはこの本を読み聞かせて欲しい!」

「えっそれはちょっと」

「えっだってなんでもいいって……」

「分かったよ!読み聞かせるから……当然家でだよね」

「当たり前じゃん……ここじゃ天夜兄恥ずかしがるでしょ」

「どこでも恥ずかしいよ!」

そして会計を終わらせて帰ることになった。

次回神夜にBLの読み聞かせ……恥ずかしすぎるお楽しみに

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る