水族館で試食会を楽しんでたら職員の人が隠れて試食会の食べ物を食べ過ぎていて驚いた
第十九話水族館で試食会を楽しんでたら職員の人が隠れて試食会の食べ物を食べ過ぎていて驚いた
私とミアは試食会でカレー味のカレイを食べることに。他にもいろいろな料理があった。
カレイは結構小骨が多く口の中がチクチクして痛かったけどカレイのカレーが美味しいってことは分かったけど……やっぱり骨が多いな。
「ねえミアはどう思う美味しい? 私は美味しいとは思う……けどやっぱり魚の骨って苦手なんだよね」
私がそう聞くとミアが
「美味しいよ、すごく……まあ私に骨は関係ないし……どんな生き物にもなれるってほんと便利なんだよ。どうにかしてこの能力を分けられたらいいんだけど……ごめんね。今はまだ無理だから分けられる能力を手に入れる方法を探してみるからさ」と言ってくれた。
でも本当にどんな生き物になれる能力が誰にでもあれば……誰もが自由に夢を見られるし叶えられる
試食会にはグソクムシクッキーやクロシビカマスの煮付けやフライなどなど色々あった。
私は試食会の会場の後ろの方を見ていたら職員さんと思われる人が試食会の食べ物をバクバクと口いっぱいに頬張っており……リスみたいでかわいくなっていた。
私がそう考えていた時隣にいたミアが
「ねえラウダ……さっきから後ろばっかり見てるけど何かあるの?」
と聞いてきたので私は他の人に聞こえたらいけないと思いミアの耳元でこう答えた
「いやさっきね、後ろでねこの試食会の職員さんみたいな人が口いっぱいに試食会の食べ物を頬張っててね、かわいいなって思って」
本当はダメなことだから他の職員さんに伝えたほうがいいんだろうけど……そうしたらあの人クビにされちゃうかもだし、食べることが好きな人なのかも……黙っておこう。
だってお客さんに味とか聞かれたとき言えるようにするには一度でも食べておかないと上手く伝えられないから……ってことはもしかして許可をもらって食べてるのかもしれない
……まあいいかな今は
そして私とミアは試食会を楽しんだ。
その後私とミアは再び展示されている生き物を見て回ることにした。
最初はスイカメ見た
説明には
『見た目はカメだけど甲羅の模様がスイカである地域では食用としても食べられている。
スイカメを最初に見つけた人が食べた時スイカの味がしたことからスイカメと名付けられた。
ここ最近は乱獲され個体数が減り続けており絶滅危惧種となっているため当水族館では再びスイカメがたくさん見られるように繁殖に力を入れております』と
……どうしようさっきの試食会の影響か、食べられるって聞いて食べたくなってきたんだけど
私がそう思っていたらミアが
「ラウダ今、このスイカメ食べたいって思ったでしょ……ここに来る時売ってたよ。なんだか育てたスイカメが寿命で死んじゃったみたいでそのまま全ての身体を埋葬するだけじゃいやみたいだからせめて誰かの思い出として生き続けてほしいってかわいいスイカメのキャラと一緒にPOPに書いてたよ」
売ってるのか……よし買いに行こう
「ねえミアさっそく買いに行こう」
そして買いに行ってその場でイートインコーナーがあったので食べた。
食感はコリコリしてて味はスイカそのものだった。
なんだかグミみたいな感じだけどこれで生らしくスイカメは生でも焼いても調理方法はさまざまあるらしく食べてみたいが……これが乱獲された理由だろうな……これだけおいしくてかわいかったら、でも乱獲はダメでしょ。
それで絶滅したら元も子もないってものじゃない?
その後に私たちはエンジェルペンギンを見に行った姿は名前の通り白き羽が背中に生えており、とてもかわいくそしてかっこいい姿をしていた。
説明には
『このエンジェルペンギンはその美しき翼で神の使いとして昔から絵画で描かれるほどで伝説にも登場する。可愛らしい見た目から今では家族として迎え入れる家庭が増えている。その羽根はペンとしても使用することが出来、大変人気。地面に落ちた一本の羽根は落ちた瞬間十本に増える。一日に落ちる羽根は個体差はあるが平均一羽につき三十本。最近は別の国でこのエンジェルペンギンの羽根を一枚一枚無理矢理千切り売っていることが判明しその国以外でも販売は禁止となったが当水族館限定では販売することが許可されていますので一人一本限りではありますがいかがです?』と書かれていた。
レンに買っておこう……出来たら子供たちにも買っておきたい
……あっ、そうかレンと子供たちを見つけて一緒に買ってそのあと一緒に水族館をまわればいいんだ!!
「ねえミアこのペンを子供たちにも買いたいからレンと子供たちを探しに行こう」
するとミアは
「いいよ」と快く答えてくれた。
そうして私とミアはレンと子供たちを探すことにした
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