猫守洞窟のハナの実家と大量発生のニャンガラシと道中のワンコソバと可愛すぎてキュン死しそうになる

第九話猫守洞窟のハナの実家と大量発生のニャンガラシと道中のワンコソバと可愛すぎてキュン死しそうになる


私たちは猫守洞窟に向かっている時に時に珍しい魔物を見つけた。

その名もワンコソバこの世界で特に人気のペットの一匹だそうだ。

見た目がわんこそばのいろんな犬だそうだ。

私は初めてみる……すごく可愛いな。ニャンガラシの期待度がすごく上がってしまうなこれじゃあ……

そこでこの世界で人気のペットはなんなのかをみんなに聞いてみた。

「ねえみんな私ペットを飼ったことがないから一度飼ってみたいんだけど何かおすすめとかっていない?」

「人気……かあ、私が好きな生き物はあまり人気が……ないんだけど聞きたい?」

「ミカの好きな生き物って気になるにゃ~」

「俺も気になる」

「じつは……ナスリスが好きなんですよ」

「……ナスリスってなに?」

「ナスの形をしたリスです……が」

「なんで人気がないんですか?」

「ナスリスはかわいいのによくナスと間違われて……八百屋で売られたり、食べられたりするんですよ。ペットとしてはあまり知られていないんですよ。残念ながら、なので私はナスリスを広めるべくナスリスのいいところを言いまくっています!」

そして三十一分後

「……であるからして……なんですよ」

「やばいよミカが語り初めてから猫守洞窟まで一歩も進んでないにゃ、どうするにゃこのままだと帰れなくなるにゃ。せっかく実家に帰れると思ったのににゃ~」

するとミカさんがビクッとなってこう言った。

「ハナさんが実家に帰れないのは困るので進みましょうか。いやぁまた話しすぎてしまいました……と思ったらあまり話してませんでしたね。いつもは余裕で六時間を超えるほど語りますよ!」

そして全員がこう思った。

今日は短くて良かったと。

次に話してくれたのはハナだった。

「私が好きなのはやっぱりニャンガラシですかにゃ、ママが『たまにうちにはかわいい生き物がたくさん来るのよ~』って言ってくれたから次はいつ来るの!って聞いたら『大体二百四十六年後かな。ハナはまだその時子供だもんねちゃんと待てる?』って聞かれたから待てるよって返事したにゃ。その時みたニャンガラシのことが可愛すぎてずっと忘れられないのにゃ~」

……?二百四十六年後でまだ子供なの?それって大人なんじゃ。私がそう思っているとアメリアがハナに聞いた。

「あのハナさんの種族では何歳からが大人にんですか?」

「大体二千歳が大人って言われるにゃね、ちなみに私はまだ六百十二歳だからヒューマンでいうところのまだ六歳だにゃ」

というと猫人族での百歳はヒューマンでの一歳と同じということになるな。だとしたら二千歳は二十歳か……そう考えるとまだハナって若いんだな。

次はダイゼンが話してくれた。

「俺が好きなのは蝶鳥(ちょうちょう)だなやっぱり!」

全員が蝶鳥って何って顔をしていた

「なっなんで誰も知らないんだ!あの蝶鳥だぞ。美しい蝶のような柄で蝶のような翼がある鳥だぞ!」

「ダイゼンもしかしてそれって新種なんじゃにゃい」

「えっ新種!そうか……なら誰も知らないか……ならギルドに新種発見の知らせをするか!」

次はミアが話してくれた。

「やっぱり私はウサギかな……あのぴょんぴょん跳ねるところとかなんだかメルヘンな世界に行けるところとか好きだな。

ちゃんとウサギが自分のう〇ちを食べてるのは知ってるよ。たしか食べる用のを誰もみてないところで食べるんだってさ」

「うんそれは知ってるよミア。だから最初の時ウサギだったんでしょ」

「うんそうだよ!」

次はアメリアが話してくれた。

「私が好きなのはイチゴリラだね!あの力の強さと筋肉、身体にあるイチゴ柄の模様そしてクリクリのお目々が好きなの!私の推しのイチゴリラはイケメンと有名なハールくん!そして会えるのはこの『真冬のギルドイベント寒い時こそ興奮して身体を暖かくしよう!世界のイケメンフェス』一昨年家族のムギが死んじゃって心が折れかけてる時に試しに行ってみようと母さんに言われて行った時にハートをズッキュンんんんとされたの!

そして聞いてみたらイチゴリラはお金と環境があれば家族として迎え入れれると聞いていつも以上に依頼をしてた時にスライムにあったんだ……ほんとに死ぬかと思ったよ。あはは、はあ」

そして私たちは猫守洞窟にたどり着いた。

「三年ぶりの実家だにゃ、母さん、父さんたっだいま~」

「「ハナ!おかえり!大きくなったらなぁ」」

「ハナ今日はニャンガラシがたくさん出る日だから連れて帰ってあげて……あら、お友達?」

「うん!そうだよ、それでねみんながニャンガラシを気になるからきてくれたの。嬉しいの!でもいつもいつも紹介した友達が死んじゃうから……ごめんね母さん」

「いいのよ。ただ私たちの種族が長生きなだけよ。長生きするってことはそういう経験をたくさんするから……やっぱり寂しくはなるわね」

「お父さんの友達も三ヶ月前に死んだって家族から報告があってな……すまんなせっかくハナが友達を連れてきてくれた時にこの話をしてしまって……」

「アオイさんずっと夜に一人で泣いてたものね」

「ヤヨイ起きてたのか! ヤヨイが寝たと思ったから……俺が泣いてるのを見られたくなかったから……」

そして私たちはハナの両親が泣き終わるまで待った。

「ごめんねみんなせっかくハナが友達を連れてきたのにこんな姿見せてしまって、お詫びにニャンガラシをたくさん連れて帰ってね今はリビングにいるからね」

「ハナ、友達をちゃんと大事にするんだよ」

「うん、分かってるよ……二人のこの姿を見てたらいつも以上に大事にしようと思ったよ」

そして私たちはニャンガラシがいるところまで案内された。

「これがニャンガラシかぁ…………かわいい!!やばいよこれ……ああ眩しい、神々しいよぉぉ、ああああ尊さで焼き殺される」

みんながぞくぞくとやられていたがただ一人やられなかった……それはアメリアだ!

「……すごくっすごっっっおおくかわいいけどやっぱりハールくんが一番だね!早くハールくんに会えるのが楽しみだな、ハアハアハアハア、ああああハールくぅぅぅぅん君の息で窒息死したいよおおおお」

そしてみんなのテンションはとてつもない事になり、状況はもうめちゃくちゃ!そしていろいろ思ったので外に出たらたくさんの人が集まっていた。

というのも叫び声が聞こえたのとニャンガラシを捕まえにきたとのことだった。

そして私たちは『真夏のギルドイベント怖い話で涼しくなろう恐怖の生き物フェス』に行く事になった。

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