第36話 昨日エッセイ公開できませんでした
このエッセイ、金曜日の朝に書いております。
昨日のエッセイ、忙しくて書く暇がなかった……とかじゃないんですよ。
カクヨムでエッセイを書き始めたのはもう四年以上前になります。最初の100話は毎日書いていたのですが、それからは週一にして、ほぼ毎週、判で押したようにエッセイを公開してきました。
そうやって続けてきた際のモットーというかコツみたいなものは、私が敬愛する糸井重里さんの言葉です。
「いいこと書いてやろうと思わないこと」
糸井重里さんは1998年から四半世紀以上、ご自身のサイトで毎日「今日のダーリン」というコラムを書き続けていらっしゃるのですが、毎日書くコツは? という質問にそう答えていらっしゃいました。
続けて「つまらないこと書いてる日も確実にある」的なコメントもされていました。長年、件のコラムを愛読していますが、毎回おもしろいこと言ってらっしゃるんですけどね。
このゆるいエッセイをそもそも書き始められたのも、PV0だった時からずっと書き続けてきたのも、この言葉があったからと言っても過言ではありません。
昨日、朝いつもの時間に起きて、エッセイを書き始めました。犬を飼ってから、朝犬の散歩に行くのが日課になりましたが、木曜日は息子が散歩に行ってくれる日なので、木曜日の朝は「エッセイを書く時間」と決めているんです。
仕事をする前の一時間〜一時間半くらい確保できます。それで書き終わらない時は、お昼休みや仕事の後に書きます。それでも間に合わない時は、夕ご飯の後に書いて公開しています。
昨日は、それでもぜーんぜんダメだったんですよ。朝一時間くらい書いた原稿を、お昼休みに「うわー、おもしろくない」と思ってマルッと消し、お昼休みに書き始めた原稿を、仕事の後に「全然ダメだ」と思って削除。仕事の後に息子を病院に連れて行かないといけなかったので、帰ってきて夕ご飯を作り、食後にまた書き始めましたが、何を書いてもつまらなく感じるので諦めました。
昨日の朝、「なんかいいこと書いてやろう」って思っちゃったのが敗因だと思われます。
私の場合、小説でも同じで、「上手に書いてやろう」と思うとたちまち書けなくなります。
読者を楽しませたい、と思って趣向を凝らしたり、読者の読む負荷をできるだけ無くしたい、と努力することは、本当に大事だと思っています。
でも、そこを意識しすぎると言葉が出てこないことがあるんですよ。歩く時に、「右足を出すと同時に左手を出して……」なんて一連の動きを説明しようとすると、「アレ? 歩くってどうやるんだっけ?」となってしまうような感じです。
このエッセイは、思いつくことを脈絡なく書いて、毎回「こんなのおもしろいんかな」と思いながら書き、最後に「うわー、オチがない」と焦りながら「ま、いっか」と公開するということを繰り返しています。それでいいんだよ、と何回もやり過ごしてきたんですけどね〜。昨日は久しぶりに公開できませんでした。それも含めて、「ま、いっか」と開き直っています。
ちなみに、昨日は「キャリアコーチ」について書こうと思ってたんです。先月から、月に一回のペースで「キャリアコーチ」の指導を受けることにしたんですけどね。オーストラリアでも、一部の人しか利用しないサービスなので、「何それ?」と興味のある読者様もいるかなーと思いました。
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