第2回 ファンタジーにおける魔法への一考察

 皆様は魔法という物の存在を多分誰しもが考えたことがあるだろう。

 考えれば考えるほどよく分からなくなる摩訶不思議なモノを考察していきたいと思う。

 大体は魔素とか言う地球では未発見のウルトラスーパー便利パワーで解決してしまうが出来うる限り考えてみよう。


 まずは分類から考えてみよう。

 大体三分類くらいになるであろうか…

 科学魔法…科学的に解釈し、不思議と言えることを起こす魔法

 自然魔法…自然的に存在するものに干渉して発生させる魔法

 超魔法(その他)…なんだこれ、ふざけんな、説明出来るかボ(略)


 ・科学魔法

 例を上げるなら炎を起こすために必要なモノを用意して熱したり火花を与えることで発生させたりする。この中でモノを用意することが魔法の技術で必要になるところであろう。

 魔法として燃料の集約、散布、制御をすることでカッコいい炎の魔法が成立するはずだ!この魔法を魔素で行う事でギリギリ科学的に炎魔法が再現できたぞ!

 科学的な毒物だって作れる…しまった、これは物理的に可能であった。

 筆者の科学の知識が薄いので科学はこれ位にしておこう。皆も科学的に魔法を考察してみて欲しい。きっと博士号が取れるようになって大発明も出来るかもしれない。


 ・自然魔法

 植物や水、砂などを操作するニンジャアーツが一般的なのではなかろうか(偏見)。

 既に自然的に存在する無生物、生物関わらず自在に操る姿はまさに魔法!

 水を操り綺麗な水流を表現したり、大地を隆起させて敵を押し潰したり、なかなか使いこなせれば生活に困らなくなりそうな素晴らしい魔法だ。

 自身や他者の肉体強化もこれに分類されると思われる。

 治癒魔法はこれに該当するだろうか?想定できるのは新陳代謝を早めることで傷の回復を可能とするが重傷なのは難しいと思われる。ということは一般的に想像できる回復は次の項になるであろう。

 この自然魔法と分類出来るものも科学魔法と同じで魔素と言えるモノを別の物質に干渉させて制御するコントロールタイプであると言える。


 ・超魔法(その他)

 問題児である。地球という視点で見た場合、十中八九発狂するであろう神秘性を秘めているイカれである。

 科学で上げた炎について説明しよう。炎というのは燃焼を差す事象である、しかしこの魔法という視点で見た場合炎は炎という事象なのだ…何を言っているのかと思うであろうが我慢して欲しい。

 そして恐ろしい事に自然的に存在するものまで生成し始める、無から有を作り出してしまうのだ。水というのは科学的にH2Oとされるがこの魔法というモノにおいては水なのだ、落ち着いて聞いて欲しい、理解するのではない感じるのです…

 雷は手から放たれれば地面に向かうこと無く目標に着弾するし減衰もしない。毒という新概念も作り、それを取り除く事もできる。

 重傷の傷も不思議パワーで解決だ!いったいどんな作用をしているのか考えるだけで頭が痛くなってくる!

 極めつけは魔力そのものをぶつけるという無属性魔法という存在である、魔力を圧縮しそれを放出する…エネルギー変換するならばそれは熱エネルギーになるのではなかろうか?質量を持たせると考えるとそれは無ではないのではなかろうか?無とは一体ウゴゴゴゴ…


 やはり地球的考えで魔法を理解するのは難しい、文明が発展すればするほど理解が遠退いていく。魔法とは頭空っぽにして出来ると信じることによって起こせる奇跡なのではなかろうか…では何故ファンタジーではINT(知識)のステータスが必要なのであろうか、考えれば考えるほど分からなくなっていく。

 皆も一度魔法というモノを振り返って考えてみて欲しい、きっと新しい扉が開かれるかもしれない。


 追伸

 魔法考えるのって難しいよね…魔法ってなんだろう…

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