第23話 不思議な笛の音(ね)

ギャグネタでもないのでここにぶっこんでよいのかよくわからないのですが、新作にするほどでもない、さっき起きたちょっと不思議な出来事がどうしても書きたくて。


家の近くの少し小高い丘に神社があるんですけど、

歩いてたら神社の方から笛の音がするんです。


なんだろう。

あ、小学生のリコーダー音かあ。

日曜日にまで練習して、偉いなー。


なんて思いながら歩いてたんですが

笛の音が、なにやら不思議な音階でして。

小学生が間違えて出した音とは明らかに違う。

なんというか、少し奇妙な…

日本古来の伝統的な和の音とでもいいましょうか。


音に誘われるように、伸びた草むらの中の手作りの急な階段を登っていったのですが、

自分が丘の上にあがった途端、音は止んでしまいました。


あたりを見回しても本殿は遠く、音のした方には建物もなく、人影は参拝後のおばあさんと、木を切っているのか、丸太の近くに腰かけているおじいさんのみ。




なんだったんでしょう。




お寺とか神社って不思議ですよね。

親戚に住職の人がいるのですが、お寺で親族の集まりの時に撮った写真の全てに、家紋のような細かい円形の模様がものすごい数で写り込んでいてびっくりした事があります。




それはさておき、丘を降りて家に向かい出すと、どういうわけかまたあやしい笛の音が。





え!?!?

なにこれ!?




丘の上の音をする方を見上げながらしばらく立ち止まってその音に耳を澄ませていました。

もう一度見に行こうかしばらく迷いましたが、おじいさんに不審がられそうなのでやめて帰ってきました。



でもあの笛の音が頭から離れません。







笛の音にさそわれて…

鳥居をくぐったらそこは…

あのおじいさんは実は…

階段を登った先は…




タカナシの頭の中はもうファンタジーでいっぱいに。




どうしよう。

もう一度見に行ったら異世界転生できるかな。笑






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