走りぬけた一か月

三日月まこと

第1話 認知症&骨折打撲の母と、コロナになった父

この一か月。

わたしは地獄の日々でした。

はじめは母が転んだことが発端でした。


転んだことにより救急車ではこばれ、肩の骨折、口の中は裂傷で縫いました。

ここまではまだ良かった。整形外科へ行って骨折を治してもらいながら、形成外科で口の薬をもらい。朝晩とつけてあげていたんですが。

朝晩では足りなかったらしく、母の口の傷は感染症をおこしてしまいました。


さらに、ここで題にあるとおり、なぜか父がどこからかコロナウイルスをひろってきてしまい。


朝だるいというので熱を測ったら三十七度五分くらいだったので、発熱外来を予約、した結果、わかりました。


コロナは今は重症化しない薬が出ている、ということで、一個三千円くらいする薬を五日分もらってきました。


父はもう結構な歳。とても心配でした。


でも、ここで私がなんとかしないと父も母もたおれる。


父を使ってない部屋へ隔離して、食事を部屋の前へ運ぶ。

母の口の裂傷の感染症を病院へ連れて行ってみてもらい、薬をもらう。

母は自分で薬がつけられないほどの認知症です。

私が消毒し、薬をつけ、さらに肩を骨折してたので、衣服の着脱、入歯の装着などもやりました。

以前は父と分担していた母の介護が、父を隔離したために一気に私に向かってきました。


母の様子をみるために、二階に寝ていた私は一階に寝ている母の隣に布団を置いて、そこで母の様子をみながら寝ることに。


父は二階です。

寝ると、苦しいのでしょうか、ガタガタと音が聞こえてきます。


心配ですが、私も休まないとつぶれるので、夜八時には寝ました。



結果的には、今は三人でほぼ元の生活に戻ったんですが、それまでの記録を少しここに記したいと思いました。


今日はここまでに。

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