きゃー!
わたしは劣性です!(運動神経ないから)
とてもおもしろい話でした。
最後に法律を持って来たところが素晴らしいです。
法律、じっくり読んでしまいました……
しかし、こういう法律、ありそうで本当に怖いです。
AIで診断されてしまうのも、実に恐ろしい。
人間は数字では置き換えられない、唯一無二の存在のはずなのに。
作者からの返信
西しまこさま、コメントありがとうございます。
法律のくだり、じっくり読んでいただけたなんて光栄です。
実際、ありそうで怖いですよね。数字やデータで人を分類するのって、効率的ではあるけれど本質からは遠ざかる気がしていて……。
AIに判断を委ねる未来、便利なようでいてどこか薄ら寒い。そんな不安を少しでも感じてもらえたなら、この話を書いた意味があったなと思います。
ちなみに私も劣性になる気がしてます アセ( ;´꒳`;)アセ
編集済
こういうの大好きです。
いえ、こういう法律は大嫌いですけど、物語は。
タイトルから、何やら不穏な雰囲気は感じていたのですが、まさかこういう展開になるとは……という素直な驚きと、短い中にこれほどの思考の転換を可能とする仕掛けに驚愕します。
旧優生保護法というものが、否応なく念頭に浮かびますね。
最後の法律文が、いい意味での非情さを助長しており好きです。いえ嫌いですけど。
……人道に反するでしょうが、ちょっとこの200問にも及ぶ診断を受けてみたくもなりました。多分私は劣性判定w
結婚後に、夫からの心無い非難や中傷といった『優劣』を想像していた私には、この突然の宣告は彼女同様に耳を疑うような衝撃がありました。それも、夫のほうが劣っていると宣告されるなど……。
とりあえず、という言葉に何処か軽薄さのようなものを感じていた私には、最後の「とりあえず」の切なる思いが刺さります。
しかし、ディストピアと言うなら現在の社会も同じような状況になっているのではないかという薄ら寒いものも感じます。
年収1200万以上でなければ結婚相手として見れない、などという女は置いておくとして
本質とは関係ない部分で必要以上に劣等感を与えられるような社会も、同様にディストピアなのではないかという気もします。こんな診断テストを受けさせるまでもなく、既に結婚しない者が人口の三分の一……。
そして、子を残すものが本当に優勢種かどうかもわからないという危険性。
多様性とはまさにこういうところで語られるべきだと思うのは、私だけではないと思いたいです✨️
レビューコメントも添えさせていただきました。
あえて、作中世界のディストピア感を煽るため
実際にあったら最も◯糞な政府広報をイメージしてみました。
お気に障りましたら、削除して下さい。
胸に刺さる物語でした。
作者からの返信
天川さま、こんにちは。
丁寧なご感想をありがとうございます。
タイトルから展開を読み取っていただいたこと、そしてその上で想定を超える展開として受け止めていただけたこと、とてもありがたく感じております。短い物語の中に思考の転換点を設けることは意識していた部分でもあり、その点に着目していただけたのは作者として非常に嬉しいことです。
旧優生保護法に触れていただいた点については、まさに本作の背景にある問題意識と重なります。作中の法律文に感じられた「非情さ」も、フィクションとしてではなく現実に通じるものを意識して書き上げたので、コメント嬉しいです。
また、「とりあえず」という言葉に込めた感情の変遷についても丁寧に読み取っていただき、ありがたく思います。言葉の印象と文脈での意味がずれる瞬間は、物語の中で特に注意深く扱った部分でした。また、「ディストピア」がすでに私たちの足元にあるという視点は、まさしく読者の皆さまが物語を通じて辿り着いてほしい地点のひとつでした。多様性という言葉の持つ意味が、単なる理念ではなく現実の中でどう作用するか──その問いを共有していただけたことに、深く感謝します。
レビューとても嬉しいです。しっかり物語を読んだからこそ、作中に組み込んでも違和感のない文言になっているように思います。
この度は丁寧なご感想、ありがとうございました。
編集済
Twitter(X)でいいねなどをしてくださったため、早速参りました!
穏やかにゆるやかに紡がれる言葉に、胸がぎゅーっと詰まりました。
たった1500文字で切なさをここまで表現できるなんて、本当にすごいと思います。
素敵なお話を拝読できてうれしいです。
ありがとうございました。
[追記 2025/04/15]
あれ、ごめんなさい、1500文字ではないですよね。
何かと間違えたのか、私……?
いや、でもこちらの作品は傑作だと思います。
作者からの返信
祐里様、この度は素敵なコメントありがとうございます。
短編は「どこまで書くか」でいつも四苦八苦するので、楽しんで頂けたようで嬉しいです( ´ω` )
お久しぶりです\(* ॑꒳ ॑* \三/ * ॑꒳ ॑*)/
途中から彼の「とりあえず」の言葉が切なかったです( ´^`° )
コラージュファンアートを作って見ましたのでよければ受け取ってくださいませ
https://kakuyomu.jp/users/honran05/news/16818093081420339943
作者からの返信
お久しぶりです!
ファンアートとっても驚き&嬉しいです:(っ'ヮ'c):ハワワ
雰囲気もディストピアにぴったりで素敵です!
本当に好きな人と離れ離れになった後の,とりあえずの人生。
とりあえずとしか言えない何となく生きるだけなんて…_(┐「ε:)_
作者からの返信
柊様、この度は素敵なコメントありがとうございます!
どんな人生になろうとも、自分で選びたいですよね(´・ω・`)
天川さんの純文企画から後追いで参りました。
千織さんのあったか漫画クラブ企画で他を圧倒する作品を書いていた方だ……とドキドキしながら読み始めました。
書き慣れておられるだけでなく、ぐいぐいと読者を物語に引き込む力があって、どちらの作品も素晴らしい完成度ですね。びっくりしました。
AIに選別されて判定される未来の非情な社会。そして、確かにこの国に昔あった断種をはじめとする非人道的な政策を思わせながらも、全体的には哀切と純愛が胸に残りました。
私たちとて生まれてからこの方ずっと、優か劣か、外部の基準から選別されて生きてきたようなものではないでしょうか。
そして優に入った人の中でもまた優劣があり……。
でもあなたに逢いたいのです。「とりあえず」逢いたいのです。
彼の口癖を真似しながら、ずっと壁の向こうに消えた人を慕っている主人公の心はきっと、AIでは正確に測れないものなのでしょう。
素晴らしい作品でした。ありがとうございました。
作者からの返信
朝吹さま、コメントありがとうございます。
ご丁寧に、そして心のこもった言葉をお寄せいただき、本当にありがとうございます。
まさか「あったか漫画クラブ」まで読んでいただけたなんて……胸が熱くなりました。
今回の作品は仰っていただいたように「選別」や「価値」の問題を自分なりに掘り下げてみたものでした。どこかで誰かが無意識のうちに線を引き、測り、分けている。そんな社会の中でも誰かを想い、ただ会いたいと願う心だけは、どうか色褪せずにあってほしいと願いながら綴りました。
読んでくださったうえに、こんなにも丁寧に言葉を紡いで伝えてくださったこと、とても励みになります。
本当にありがとうございました。