無音の雪道
SHIMA
プロローグ
五感の割合、よくよく考えてみればアンバランスなものだ。
一番使う五感は何かと問われれば、ほとんどの人が「視力」だと答えるだろう。
視力は実に割合にして七、八割を占めている。
あまった三割に残り四つが詰まっているのだから、視力以外が可哀想にも思える。
とはいえ「百聞は一見にしかず」というほどに「見る」という行いの有無は凄まじい。
だが、五感の優位性はご存じだろうか。
視力の情報量は圧倒的でわかりづらいが、聴力の方が記憶に残りやすいそう。
視力よりも聴力の方が処理される優先度、質は上なのだ。
ところで雪の降る音、聞いたことある?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます