特別支援学級

学生作家志望

特別支援学級、学校に行っている人ならばもしかしたら一度は目にしたことがあるかもしれない。まあ恐らく、特別支援学級と言ったら、「ひまわり学級」などの植物の名前がつけられている学級を思い出すと思う。通常学級は「1年1組」のように、学年と組が書かれている。しかし特別学級には様々な学年、学級の生徒がいるため、少し変わった学級名となる。


僕は、ネットの活動をする上でほとんど言ってこなかったことがある。


僕は特別学級に小学校の時から通っていた。


長い期間その教室に通っていたため、思うことはあったが、それをなぜネットで言わなかったのか。


それは自分が特別学級に通っているというのを知られたくなかったから。


ネットには…、現実にもいるけど、特別学級に通っているのは恥だと感じる人が結構いる。それがどんな理由であれ、通常学級と同じ授業を受けれていないということに、恥を感じてしまうのだろう。


事実、僕もその中の1人だった。しかも入った理由が、「勉強に遅れているから、馬鹿だから。」というのだから尚更だった。


最初はわけもわからず、とりあえず先生が優しいからという理由で行っていたが、段々と特別学級の問題点が浮き彫りになっていったのを感じた。


まず、差別だ。


特別学級にいて、なぜ恥だと思うのか。その答えは恐らくだが「障害者」の生徒が関わっていると思う。もちろんその生徒が悪いのではなく、という点が恥だと考えるのだと思う。


これは、立派な差別であって、本当に失礼なことだと思う。確かに、障害者の生徒を通常学級の生徒と同じように100パーセント扱うのは無理な話だ。だって、出来ることと出来ないことがあるから。


でもそれは、通常学級の生徒も同じだ。みんな苦手なことくらいあるし、得意なことだってあるんだ。なのに、それが障害者の生徒となるだけで、なぜその生徒が全てできないと考えてしまうのだろうか。


それはただのイメージではないか?例をあげれば、特別学級はみんな知能が低いという悪いイメージ。特別学級はみんなまともじゃないという悪いイメージだ。


確かに、障害者の人に嫌な思いをさせられた。という人も世の中にはいっぱい居ると思うが、間違えないで欲しいのは、特別学級はそういう人だけが使う学級ではないということだ。


みんなそれぞれ、悩みをどこかに持っている。その悩みや問題をサポートするのが支援学級。だから決して、特別学級にいる全ての生徒に対して「まともじゃねえ」なんて悪いイメージをつけるのはやめてあげてほしいと心から思う。


少なくとも、そういうことを軽々しく言ってくる人は僕が見てきた限り、特別学級の誰とも喋らずに避けている人だけだった。


特別学級の生徒もちゃんとみんなと同じ心を持っているのに。悲しいって思うことは心を持っているなら誰しもが共通なんだ。


特別学級の生徒だってちゃんと傷つくんだよ。特別学級の生徒のほとんどが、通常学級では友達がいなくて孤立してしまうんだ。


毎日校庭で遊んでいる学級の子を黙って見ていた子もいた。


みんな話せばすっごい優しい子ばかりなのにな。


それなのにどうして、「狂ってる」とか言われなきゃいけないんだろう。


特別学級に入っていることは本当に恥なのだろうか?

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