とりあえず、鳥に会う。

LeeArgent

我が家のくーちゃんのお話です。

 こんにちは。りーです。


 エッセイは書くの好きでは無いです。自分のことが、そんなに好きでは無いですから。

 なので、今回はうちの小鳥について、書こうと思います。


 オウム目、インコ科、ウロコメキシコインコ属、ホオミドリウロコインコ。

 カラーはブルー(またはターコイズ)。

 名前はクーデリア。愛称はくーちゃんです。

 性別は不明。仕草と顔つきから、おそらく雄と判断してます。

 出身は小鳥屋。こんぱまる相生店の生まれです。


 さて、くーちゃんを我が家にお迎えすることになった経緯をお話します。


 そもそも私は、マメルリハ雌のブルー系をお迎えしたかったんですよ、実は。

 マメルリハ、ご存知ですか? 飼えるインコの中では、最小の種です。野生にはもう一回り小さい種がいるそうですが、飼いインコの中ではマメルリハが最小です。

 色変わりの青系がね、これまたすっごく可愛いんですよ。ふわふわまん丸ポンポンで。


 確か一月です。夫と結婚して間もない頃です。

 以前から「鳥と一緒に暮らしたい」と夫に言っておりましたので、こんぱまる(相生店ではないです)に向かいまして、「マメルリハいますか?」と尋ねてみたんですよ。

 店員さんからは、セキセイインコくらいのサイズだと、さし餌しないとなかなか懐かないですよ、と言われまして。


 まぁ私も初めての小鳥なので、さし餌は自信が無い。

 そもそも仕事が忙しく、さし餌三回は難しい。

 日中家を空けるのに雛の体調管理はできない。

 ということで、諦めたんですよね。

 そもそもマメルリハ、ブリーダー向けの子しかいなくて、手乗りの子には会えず、というのも諦めた理由です。


 じゃあ、初心者におすすめのインコってどの子? という話になりまして。

 おすすめされたのは、ウロコインコとオキナインコ。私、青い小鳥をお迎えするのが夢で、実はテンション下がってました(この時点では、オキナインコに青い子がいるとは知らない私)。


 で、お店のインコを見ておりましたら。


「こいつ、おもろい。

 りー。こいつ、おもろいぞ」


 と、夫。

 見れば、鳥かごをひたすらかじるウロコインコがおりました。


 それが、くーちゃんとの出会い。

 実は、くーちゃんに一目惚れしたのは夫なのでした。


 そして一週間後にお迎え。


 最初は手に乗らなかったくーちゃん。夫が根気よくしつけて、手が大好きな子になりました。


 そして今は……

 多分絶賛反抗期中(鳥にも反抗期があります)。


 夫のことが苦手になってしまったくーちゃんは、今や私にべったりとなってしまいました。

 オンリーワンは苦労すると聞いておりますが、今のこの状況、どうしようかしら……


 まぁ、つまり。

 (推しの)トリ(に)会えず。

 (運命の)トリ(に)会えた。

 ということです。はい。

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