俺を嫌っている義妹が実は女王様の血筋だったらしい。権利をしようして色々して

激 辛

第1話

「ゴミ。さっさと消えてよ」


義妹のいつも通りの見た度に刺さる冷たい視線が怖い。


「なぁ、春。どうして俺ことそんなに嫌いなの?」


「・・・ふん、」


いや、ふんとされましてもっ(ドンッ)って何の音?


「え、なんですか!!」


「何??」


そして扉を開けると、急にやばそうな黒い服の人達が入ってきた。


「春様、お迎えにあがりました」


「え、嘘どうしてここに」


春は知っている人のようだ。だけど体は震えている。


「春様、あなたをずっと探しておりましたよ」


「嫌だ!!帰りたくない!!私はここに居る」


「とりあえず、一度だけ来てください。お嬢様は大変心配して、反省もしています」


「嘘よ!!ずっとそうやって、私は」


どうしよう、どうしよう。凄く焦る。さっきから何人かの人は俺のことも見ている。確実に俺の怪しい動きを見逃さないようにしている。


だから警察を呼ぶにしろ、間に合わない


「・・・お兄様ですよね」


「・・・っはい。なんですか」


「今まで、この方を大切にした下さりありがとうございます」


「・・・っ」

まるで、もう会えないみたいな言い方だ。


春は俺を見て泣きそうな顔をしている。思い出す。あれは助けを求める顔だ。


・・・小さい頃もあんなふうな顔をしていたことがあった。


それに


________


「お母さん!!大変だよ!!女の子が倒れてるよ!!」


「お願いだよ!!お母さんこの子、妹を大切にするから!!」


________


あの時そう決めたんだ。


「あの、俺春の為なら何でもしますよ」


「お兄ちゃん!!」


「ほほぉ、」


「だから、春を離して、いやほっといてあげてください」


「お兄ちゃん!!ダメ、そんなの絶対にダメ!」


春に久しぶりにお兄ちゃんと呼ばれたな。・・・ずっと嫌ってると思ってたけど、本当は少しはお兄ちゃんと思ってくれていたんだな。


「だから、お願いです。マグロとりでも、体でも何でも売ります。春を許してあげてください」


「そんな、お兄ちゃんダメだよ。私は、お兄ちゃんが」


「いい覚悟ですね。あなたがお嬢様を助けてくださって本当に良かった」


え、まるで、その時の顔は優しく俺を認めてくれてるような


つか、やばいほど・・・眠い


薬か


いつのまにか打たれていたようだ。


くそぉ、くそぉ、くそぉ、


「せめて、」


俺は最後の力を振り絞り、タックルを決める。


「ぐほぉ」


「逃げろ、春。逃げて」


「お兄ち・・・」


もしかするとこれが最後なのかも


「春、愛して・・・」


_________


目を覚ますと、そこはホカホカのベットだった。


まさか、ここは〇〇ホテル??


見るからに大きいし、あと周りもやたら綺麗だ。


もしかすると俺はこれから、色んな人を相手にしないと行けない。


でも、これが義妹の幸せになるなら、俺はしないと・・・


嫌だな、怖いな。どんな人が来るんだろう。流石に避妊だけは頼もう。


こんな立場じゃ、責任取れないし・・・


つか、俺言うほど顔良いか??・・・



そもそもこんなことして、本当に春の幸せになるだろうか。


今頃、春は俺と別な脅迫をされたり、契約をされて


「くそぉ、守る所か、おれが人質にされたのか??」


もしそうなら、最悪だ。あれで別れのつもりだったけど、例え会話は出来なくても、春の安否だけは確認しないと



トントンと音が鳴る。


え、つか早速相手が来るの??


やばい、どんな人が来るの??出来れば、同年代くらいで、春のような可愛い顔で、春と同じくらいのサイズで・・・声とかも似てますように・・・あでも、どっちみちこんなふうに金とか払わないと行けないくらいの相手だよな・・・


覚悟しろ、俺


「はい!今、あけ・・・」


そこに居たのは、今まで見たことないような、お姫様その表現がぴったりな程、美しいドレスと髪型をした


「・・・春?」


「お兄ちゃん!!良かった!!」

春だった。、



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