第12話

留学した国は不思議な国だ

歴史の流れの中で

現実と非現実が入り混じりながら

自然に感じることができる


幽霊はいない…ではなく

人と幽霊が共存している感じだ

人それぞれの感じ方があるだろう


僕は助手の傍ら

ロザリオとハンカチの持ち主を探す


ジョウ、アンティークに興味があるの?


ビリー…実は…

僕は事情を話す


なるほど…幽霊に出会ったか

んーーこのロザリオは王族が持つ物だ

ここに紋章があるだろう

血まみれだが、ここに刺繍されている

ビリーは預かり物をじっくりと見つめた


教授の自宅は夏の離宮と聞いたけど


そうだよ…幽霊屋敷だよ

けど…このロザリオとハンカチ…

うーん、この紋章は…

ジョウ、これから旅に出よう!


ビリーの突然の誘い……

僕の気持ちはたかぶりを感じた

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