好きだった君へ〜届けない告白〜

リアン

好きだった君へ〜届けない告白〜

僕には感謝しても仕切れない人がいる。その人は中学の2年生から同じクラスで、いつも明るくて、クラスの中心にいて、いわゆる陰キャの僕たちにも話しかけてくれる、はじけるような笑顔を浮かべる人だ。


その子は身長が低いのにバレー部に入ってて、そこでリベロをしてるらしいけど、僕は部活が違うからその子の活躍を見ることが出来なかった。


けど、時々体育館の扉の隙間から見える君はいつも真剣な眼差しでボールを追いかけて仲間と全身全霊をかけてプレーする姿はとても魅力的だった。


その子とは修学旅行のホテルの大部屋で一緒になったんだけど、部屋に入ってすぐにベッドにダイブする姿は小学生みたいだったけど、凄く羨ましかった。


その子は運動神経は良いんだけど、その代わりに勉強がイマイチで……………よく先生に怒られてたんだけど、僕に教えて欲しいって言われた時は凄く嬉しかった。自分にも人を助ける力があるって感じたんだ。



【好きだった君へ感謝の言葉を】


僕は君の笑顔が好きだった。太陽のように人のことを笑顔にする君を僕はずっと見ていた。いつか、自分も君みたいになりたいと思って。


君のおかげで僕は今生きていけてます。僕は君のことを恋愛対象として見ていました。けど、これは普通じゃないのはわかってる。


だからこれは伝えるつもりのない告白



ずっと好きだったよ。今、君はどこにいるかわからないけど、あの、人を惹きつける大好きな笑顔で頑張ってね!

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