第14話

 そう思いながら、ギルドを出ようとすると、またここで不幸な人が現れた


「おいおい、お前さんよぉ、ギルドに来たなら、このオレに金払ってけよぉ」


「断る」


 やっぱり来ちゃったかぁ、めんどくさいし、キレさせて殺すか


「んだと、てめぇ、知らねえようだからお前に良いことを教える、このオレは、登録してから一週間でランクを上げたんだぞ、コレでカネを払うきになったか?」


「断る、それがどうした?雑魚が」


「んだとゴラァ、表出ろや」


「いいね、それを待ってたんだ」


 はぁ、めんどくせえ、ギルドもこういうの対処してくんねえかな


「おーい、ギルドの人ー、こういうのって殺しちゃっても良いんだよねー」


「は、はい、冒険者間での喧嘩や賭け事での殺しは特に咎められません、ただし、建物を壊すのはやめてください、最近ある人が絡んできた冒険者ごとギルドと街をぶった切ったんです」


「そりゃ、大変でしたね、よし、早く行こう」


 すまん、ギルドの人、アレはアイツが悪い


 ・・・・・・・・

 移動して


「それじゃあ、いつかかって来ていもいぞー」


「ウォォォォォ」


「え?!、まじかよ」


 こいつ、ただ正面から殴りに来ただと?、脳無しにもほどがあるだろ


「こういうのって、力の差を見せつけたほうが絡まれんのか?」


「何よそ見してんだァァァ、身体強化」


 一応魔法は使えるのか、にしても動きと言い、魔力の流れといい、ほんとにこいつ冒険者か?


「はぁ、今度は間違えないように、ウィンドスラッシュ」


 ズシャッと音を立てて不幸な人の頭が落ちた


「ふぅ、今度は手加減ができたな」


 ほんとに雑魚だな


「ねぇねぇ、ギルドの人ー、死体ってこっちで処理したほうが良いのー?」


「は、はい、できればお願いします、それと血も拭いてくださるとありがたいです」


「血もかー、だったら《混沌の権能》吸収、コレでピカピカだな」


 権能使うまでもなかったかな?


「今何のスキルを使ったんですか?」


「いまのがスキルってわかる時点で君は十分優秀だね、それじゃこの依頼よろしく」


「は、はい討伐部位である角を持ってきてください」


 そう言って受けた依頼は


「へー、こいつがオーガか初めてみたなー」


 見た目はオークをスリムにしてマッチョにしてからつの生やしたって感じ


「ガアアアア」

「めんどくさいし、一気に空間断裂」


「ガアアア、アア?」


 ドサッ


「切られたことに気づかないとか、オーガって意外とアホなのか?、」


「肉とかの素材はスペースボックスで回収と」


 討伐部位は角だったけな、角のはぎ方って結構面白いけど、やっぱ素手で剥ぐのはやりづらいな、よし決めたアタナシアのとこで良いナイフでも買おう、空間転移


 ・・・・・・・・・・・・・・・・


「よう、アタナシア、また来たぜ」


「ずいぶん早いのぉ、で、今回は何をお探しで?」


「解体用のナイフだ、素材を素手で剥ぐのはちょいムズい」


「ナイフね、ナイフナイフと、あったぞ、ほれ、抜いてみろ」


「え、抜いて良いもんなの?」


「安心せい、そのナイフは紅蓮とか白華ほどランクは高くないから抜いたら刀身の色が変わるとかそういうのはないぞ」


「つまり、何の変哲もないただのナイフだと?」


「そうじゃ、じゃが、料理にも剥ぎ取りにも、殺人にも使える優れものじゃ」


「へぇ~」


 そういう便利なやつ結構好きなんだよな


「コレはいくらだ?」


「お主が狩った、オーガの肉をくれ」


「いいぞ、スペースボックス、ほらよ」


「ありがとじゃ、それといい情報じゃ、ここから南に3キロ行ったところにお主と同じかそれより少し弱いくらいの猛者がおるぞ、魔物じゃがな」


「オレと同じか少し弱いくらいか、よし行ってくる、今回は紅蓮と白華だけで戦ってくる、じゃあな」


「使い心地の感想聞かせるのじゃよ〜、」


「はぁ、行ったぞ、コレで良いのか?、」


「ありがとね、おじいちゃん、てか、ほんとにあの子、集中するとそれ以外の事が見えなくなるんだね、」


「ワシの言うことが間違ってたことがあるか?ルナよ」


「たしかにそうだね、おじいちゃん、だけど良かったの?」


「なにがじゃ?」


「わかってるのに聞かないでよ、紅蓮と白華を上げても良いのって?」


「確かに紅蓮と白華はいい武器じゃが、アイツラが認めたのじゃ、きっとあやつなら、白華の持ち主だったお主の母親も納得するじゃろうて」


「ま、私は、あの子と戦えたらそれでいいや」


「まったく、いつからそんなに戦闘狂になったのやら、ほんとに赫だな」


「ありがとね、そうだおじいちゃん、久しぶりに戦おう?、」


「代価は?」


「私のスキルと魔法の研究していいよ」


「よし乗った」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 オレは今、全力で南に向かっている、どんな状態かというと、龍人の状態で翼を二対生やして擬態で変えて、突風と瞬翼を使って飛んでいる、片方は バルファ◯クみたいな感じで突風を出している、もう片方は普通の翼だ


「お、見つけた、アレは、炎虎か」


 炎虎かぁー、炎虎は結構オレと相性悪いと思うけど、まぁ楽しめそうだな


「よし、いくぞ、空間転移、空間断裂」


「ギャルルルルル」


「あぶね、今のは、えーっと、確か、炎爪か」


「こいつは結構動きが早いしな、戦闘状態はバ◯ファルクの翼採用しよう」


「ガラァァァ」


「さっきから、ずっと怒ってるけど何なんだよ、あそうだ、そうだった」


「スペースボックス、刀を抜いて、収束、獄炎纏い、獄炎斬、」


「ギャルァァァ」


「この当てたら勝ちってのは面白くないしな、前みたいに獄炎消えてくれ」


「ギャラァァ、ギャラァ?」


「よし獄炎も消えたぞ、次は白華だ、一気に最大まで氷華を生成してっと、て、あれ、氷華が7つ作られてる?、コレも意識と関係があるんか?」


「グラアァァァァ」


「うるせえよ、紅蓮、白華、収束、納刀して」


「”抜刀”」



 あとがき

 どうも作者です、いやはや、まさかルナさんがアタナシアのお孫さんだったとはね、次回は人間サイドのことを書こうと思います、今後ともよろしくお願いします

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