第11話

 そういって渡されたのは二振りの刀だった、一つ目の鞘は全体的に黒く、下の方に赤黒い、炎のような装飾がされている、2つ目も全体が黒くこれも下の方に黒っぽい水色で氷の水晶のようなものが装飾されている


「煉獄刀、紅蓮と、氷雪刀、白華だ刀身を見てみろ」


 そう言われ、紅蓮を鞘から抜いた、


「すごい、きれいな漆黒だ」


 そう言いながら紅蓮を抜ききった瞬間、刀身が炎が燃え移るように赤黒く染まりはじめ全ての刃が赤黒く染まった


「ほう、紅蓮に認められるものが現れるとはな、ということは、お主、早く白華を抜け」


「は、はい」


 感動して何故か敬語を使っている


 白華を抜いて構えると真っ白だった刀身が徐々に凍りつくように淡い水色に染まった


「やはりか、おい、お主、その刀は双刀じゃ、二振りあって初めて、紅蓮と白華は真の力を出すのじゃ、まあ戦いの中でじゃがな、とりあえず、刀身の色が変わったということは、お主はそいつ等に認められた、ということじゃ」


「ほお、コイツ等に認められたと、こいつら2つでコレで足りるか?」


 といいながらスペースボックスから、リーパースネークの素材とアーミースパイーダーの素材に自分の爪と鱗を出した


「な!何じゃこの量の宝は!?、お主コレだけの量があればもっと変えるのじゃがいいのかその刀だけで?!」


「じゃあ、砥石とヤスリと研磨剤をくれ、それとこの世界の人間のことなどを教えてくれ」


「それぐらい、お宝のためならお安い御用じゃぁぁぁ、今すぐ取ってくる!」


 なんか、一気にテンション上がったな、あの爺さん、それにさっき「イヤッフォー、イエーーイ」とか聞こえてきたんだけど、体大丈夫なんかな


「戻ったぞおおお!!研磨剤と砥石とヤスリに、刀の手入れの仕方が乗っている本に今さっきまとめた世界の国の情勢じゃ」


「ありがとう、これは、御礼の品だ」


 そう言いながら今度は自分の角と一応取っておいたホーリーファルコンの羽を渡した


「お宝じゃー!、アザッス、早速、実験、実験、ご利用ありがとうございました~またのご利用お待ちしておりまぁぁぁす」


「ああ、またくる」


 また世界樹の森の奥深く


「空間転移」


「ふぅ、とりあえず龍人化」


「よっしゃアアアアアアアア」


 じつはおれも武器がかっこよすぎてそろそろ暴走しそうだったのだ


「早速試し切りィィィィィィ」


「気配察知、空間把握、見つけたぁ、空間転移」


 飛んだ先には危険度Aのエンペラーウルフとその取り巻きの危険度B−のソルジャーウルフが大量にいた


「よっしゃあ、さっそくいくぜえ、今回はスキル禁止の武器だけの勝負だぜヒャッハァァ」


 そういいつつ、紅蓮と白華を鞘から抜く、ちなみに刀は左右の腰にそれぞれつけている


「まずは紅蓮からだッ」


 あの店主から聞いた、紅蓮の使い方を思い出す、「よいか、紅蓮は切った相手に相手が死ぬまで消えない獄炎をつけるんじゃ、これが普通の力じゃ、 そして、認められると、紅蓮に魔力を通すと紅蓮の刀身に獄炎がまとわりつくんじゃ、その状態なら攻撃力も増すし、魔力を追加で込めて刀を振ると、獄炎でできた、斬撃が飛ぶんじゃ、ちなみに煉獄は持ち主や持ち主が認めたものには燃え移らんのじゃよ」


「ガルルル」


「まずはお前だ」


 紅蓮でソルジャーウルフを切ると、まるで豆腐みたいに真っ二つにできた、しかもそれでいてまだ刀身に獄炎をまとっていないのだ


「めっちゃつええ、次は斬撃だ」


 紅蓮に魔力を通す、すると鞘のところから刀身に赤黒い炎、獄炎がまとわりついた、そしてまた、魔力を通してから


「フンッ」


 と全力で紅蓮を振るう、そう、全力で振ったのだすると


 5,6メートルはある獄炎の斬撃が飛び、ソルジャーウルフは一匹残らず消し炭になった


「アオォォォン」


「ガルルルルルルルルルル」


「次は白華だ」


 そういって紅蓮を鞘に納めると今度は、白華を抜いた


 あの店主の説明によると「よく聞くのじゃ、白華は紅蓮よりも危険なのじゃぞ、まず白華の普通の力はまず抜いたときから周囲の敵を凍らせ始め、その敵を白華で切ると一気に凍らせるというものじゃ、認められると、魔力を通すと刀身そのものが氷になり、その状態では、魔力をつぎ込むほど刀身に白華という氷の華が咲き、その状態では、白華の数によって自身の全てのステータスが上昇し、最大数まで白華がたまると、任意で白華を消費して自在に操れる、氷刃という追従する氷の斬撃を出せる」、そうだ


「うお、ほんとだ、抜いた瞬間から、エンペラーウルフの毛に霜がついてる」


 じゃあ、切ってみるか


「俊足」


「よいしょっと」


「ガラァァ」


「やっぱり、白華も紅蓮と一緒で切れ味も凄まじいな、よし次だ」


「一気に、魔力を通して、白華を五個生成と、そんでステータスオープン」


 種族 冥嵐龍(小竜)危険度B+ 

 名前 なし

 Lv 10/100

 HP  460/460

 MP 200/380

 攻撃力360(+50)

 防御力150(プラス50)

 魔法力240(+50)

 素早さ300(+50)

[変化スキル]

《人化》

《龍人化》

《擬態》

[特殊スキル]

《世の理》

《混沌の権能》

《武の境地》

《アサシン》

《逆鱗》

[スキル]

《再生》《咆哮》《威圧》《飛行》《統合武術》《気配察知》《気配遮断》《逃走本能》《道連れ》《龍鱗》《龍鱗射撃》《身体強化》《衝撃落下》 《嵐層撃》《嵐撃》《魔力制御》《魔力放出》《魔力感知》

[魔法]

《嵐流魔法》トルネードスラッシュ、サイクロンブレイク、瞬翼、俊足、突風

 サンダーレイン、ライトニングブレイク、電磁身体強化、電雷槍

 水粒化、ウォーターマガジン、ウォーターキャノン、水幻獣

《暗黒魔法》エネルギー吸収、毒煙、影移動、影踏み

《空間魔法》空間転移、認識阻害、スペースボックス、空間把握、空間断裂

[称号]

《混沌の魂》《残虐の魂》《異界の魂》《武の魂》《哀愁の魂》《殺虫者》《ジャイアントリキング》《殺人者》


「白華一つで+10ってところか、少ないけどこういうのも練度とかで変わってくるんかな、うわ!、やっぱ、トルネードスラッシュのときにたくさん巻き込んで殺してたか」


 まあ、どうでもいいけど


「で、検証も終わったし、トドメだ」


「グルルルルルル」


「白華、五個消費、氷刃」


「ガウッ」


「遅い、氷刃、収束、死ね」


「ギャゥッ」


「うわ、めっちゃ威力高いな、たとえ一箇所に収束していたとはいえ、」


 顔面から真っ二つで、切れたところから凍ってるし、血が、つららになってるし、すげえ


「やべ、素材剥げねえじゃん、」


 そう思ったときに、エンペラーウルフの氷が全て溶けた


「どういうことだ?、まあいい、素材を剥いだらアイツのとこに行って聞いてみるか」



 あとがき

 ほんとに戦闘描写は下手なんで許してください、あと紅蓮とか白華の詳しい説明は閑話でやります

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