第5話

 周りを見渡すと広い青々とした森、一面に広がる青い空、そして自分をつかんでいる超大型の鳥の魔物


『は?』


『何つかんでんだよ、離せ』


『サイクロンブレイク』


 しかし、いつものように腕に激しい嵐のようなものが出てこない


『アレ、魔力が使えない』


 魔力が使えないというか、もう魔力が体の中にないような感じだ

 それから試行錯誤したが抜け出すことはできなかった


 しっかし、抜け出せないとなると、暇だなあ、こいつが巣で下ろすまで待たなきゃいけねえのか、暇だなあ


 そうだ、


『ステータスオープン』



 種族 冥嵐龍(子竜)危険度B+ 

 名前 なし

 Lv 1/100

 HP  400/400

 MP 000/350

 攻撃力300

 防御力120

 魔法力200

 素早さ250

[変化スキル]

《人化》

《龍人化》

《擬態》

[特殊スキル]

《世の理》

《混沌の権能》

《武の境地》

《アサシン》

《逆鱗》

[スキル]

《再生》《咆哮》《威圧》《飛行》《統合武術》《気配察知》《気配遮断》《逃走本能》《道連れ》《龍鱗》《龍鱗射撃》《身体強化》《衝撃落下》 new《嵐層撃》new《嵐撃》

[魔法]

《嵐流魔法》トルネードスラッシュ、サイクロンブレイク、瞬翼、俊足、突風

 サンダーレイン、ライトニングブレイク、電磁身体強化、電雷槍

 水粒化、ウォーターマガジン、ウォーターキャノン、水幻獣

《暗黒魔法》エネルギー吸収、毒煙、影移動、影踏み

《空間魔法》空間転移、認識阻害、スペースボックス、空間把握、空間断裂

[称号]

《混沌の魂》《残虐の魂》《異界の魂》《武の魂》《哀愁の魂》《殺虫者》《ジャイアントリキング》



 おお、でもやっぱし進化したばっかだから前よりはステータス低いな、にしても進化中に聞こえてきたあの声は何なんだ、なんか混沌の力とかなんとか言ってたけど


 それにしても、暇だなあ


 そうだ、オレの4つ目の魂の記憶でも見てよーっと


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 パキッ


 パキン


 割れた卵の中から何かが出てくる


「キュー キュー」


『あらこの子も生まれたようね』


 と、誰かの声が響く


『あなた、生まれたわよ』

 また声が響く


『全員生まれたのか!』

 今度は別の声だ


『ええ、この子で最後よ』


『じゃあ早速名前をつけるか』


『そうねぇ、じゃあ最初の子「がレイナ」にしましょう』


「クルルル」


『その次は俺が決める』


『じゃあお前は今日から「リタ」だ元気に育てよリタ』


「キューン」


『最後の子は「「ライア」」、あら同じことを考えてたのね。』


『よろしくね、ライア』


「キュー?」




 ・・・・・・・・・・・・・

 10年後


 バサッバサッ


『ただいま』


『おかえりなさいあなた』


『ん、ライアとレイナにリタはどうした?』


『巣の奥で一緒に遊んでるわよ、行ってあげたら?』


『そうだな、よーしお父さんが帰った来たぞーライアー、レイナー、リター』


 ドタバタドタバタ


『お父さんおかえりー、お腹空いたよー今日のごはんはなあに?』


『ちょっとライア、そんなに一気に言ったらお父さんが困るでしょ、』


『えー、でもレイナ姉ちゃんだってお父さんが帰ってきて嬉しいんでしょ』


 全くレイナ姉ちゃんはこれだからなー、それに.....


『おーい、リタねえちゃーん、』


『起きて、ほらお父さんが帰ってきたよー』


『ん..あ、おかえりー、全く、朝っぱらからうるさい弟だねー』


 リタ姉ちゃんは最近ずっと寝てる、気づいたらいつの間にか寝てるから起こす方の気持ちにもなってほしいな


『最近お父さんにかまってくれるのはライアだけだよ』


『あなた、今日はあれを教えるんじゃなかったの?』


『そうだったな、よし、こいつらはどんな属性だろうな』


『フフ、そうね』


『お父さん何を教えてくれるのー?』


『秘密だ、みんなついてこい』


『んえー、ねてたいー』


『行かなきゃだめですか?』


『わあ、楽しみーほら姉ちゃんたち早く行こ』


『『はあぁい』』


 ・・・・・・・・・・・・・・・・


『よし始めるぞ』


『まずお前達、体の中にある魔力はわかるな』


『はい』


『うん』


『スピー.......んあ!?、起きてます!』


『じゃあその魔力に集中してみてくれ』


『わかった』


『どうだ?なにか感じないか?、こう、体がふわっとしたりとか』


『ふわっとしました!』


『んー、なった』


『した!』


『よし魔力感知はできるな、それは魔力の属性といってふわっとするのは風だな』


『だけどそれは種族としての、風龍としての属性だ、そのふわっとするところ以外になにかないか?、どうだレイナ?』


『ありました!ちょっと寒くなってきました』


『それは氷属性だなだな、リタはなにかあるか?』


『んーあ、あつい』


『それは火炎属性だな、ライアは?』


『周りの景色がぐるぐる変わってく』


『景色が変わる?』


『なんか、魔力に集中してたら変なのがあってそれに集中したら、急に知らないところに行ったりしてた』


『あなた、もしかして空間属性じゃない?、』


『空間魔法?確かにそうか空間魔法か、すごいぞ!ライア!空間属性はとても珍しくて、使える生き物はほとんどいないんだぞ!』


『あなた、やめなさい、子どもたちがびっくりするでしょう、少しこっちでお話しましょ』


『ヒェッそれだけはご勘弁してください』


『いいから、来なさい』


『あなた達はその感じた魔力を使ってみて、使い方はわかるわよね』


『『『はい』』』


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 あとがき

 どうも作者です、進化までのスパンが短くてすいません、でも物語を早く進ませたいので、許してください

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