幽霊とおしゃべりしよう

ひすぴ

プロローグ

・プロローグ・


あなたは街中の特徴的なオブジェの前で待ち合わせをしていた。

相手は、あなたのお父さんやお母さん。大好きな友達。あるいは、クラスの気になる子……。あなたはこれからの街で遊ぶ予定に胸を弾ませている。


それは唐突に聞こえた。

それはあなたのそばにいる、その像からだった。

「こんな話を知ってる?幽霊は電磁波に近いって。

だから君のスマートフォンが、私の音声を通して、君の耳に届いてるのかも」




※作中で言う『オブジェ』は、観光スポットや街中に存在する石像、パワースポット、特徴的な置物であればどの地域、どんな置物でも代替可能なシナリオとなっており、地域性は後付けが可能です。

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