晴れ、時々モンスター

ヨイクロ

プロローグ

「今日は一日中快晴でしょう」

 と、宣ってた天気予報を呪ってやりたい…いやそうすると今日テレビとかラジオとかのために働いてくれた全ての天気予報使を呪ってしまう。


 なにせ下校中の今、どこまでも黒い巨大な亀裂からモンスターが際限無く降って来ているのだから。


 ある者は絶望にうちひしがれ。


 ある者は逃げ惑い。


 ある者はデュフデュフ…あれはヲタクの成り果てだろうか?


 まぁいまはこの状況をどうやって脱しようかを考えよう…いや、考える前に走ろう。「まずは行動、次に反省」という迷言を同級生が言っていた気がするし。どうせ家もすぐそこだし。


 家につき、窓の外から見える大量のモンスターの死骸を見てグロさから頭痛がしたので、


「今日はもう寝よう!」


 と現実逃避するのだった。


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