第7話

「なかなかに大変な生活になると思うぞかぁ」


みなと先生にそう言われた。生徒の未来を心配をしてくれる良い先生だ。今の時代あんなにいい人はそうそう居ないと思う。


俺はまだ高校生で、なんにも出来ないただの子供。しかし裏を返せばもう高校生、これからのことを考えるのは遅いくらいだ。



俺が出した答えは、


「まあ、考えるのはあの刀の金額くらい稼いだらでもいいか」


脳死。





「そういえば、探索者連合に来てって言われてたよな。今日は暇だし行くか」


あの日のことを思い出し、連合に行く準備をした。




着いて早々、女性職員が来た。


「こんにちは、鳴神様。こちらに着いてきてください」


「あ、はい。わかりました」


周りからの異常なまでの視線に違和感を覚えつつ、職員に着いていく。



すると、前に能力を調べた部屋に着いた。職員がノックをし中へと入っていった。その後を追い、一緒に入っていく。中にいたのは


「初めまして。君が夏くんだよね?会いたかったんだ」


ダボッとしたパーカーを着ているがいた。


「は、はい鳴神夏です」


なぜこんなに小さい子がこんなところにいるんだ?迷い込んだわけは、、ないか俺の名前を知っているってことは、探索者連合の関係者か。


なんて自己完結をしていると女の子が少しむくれた顔を作りこういった。


「今、小さいって思ったでしょ。失礼だなぁこれでもなんだけどな」


……ん?ここのマスターって言ったか?こんな子が?


俺が困惑していると、横の職員が困り顔で言った。


「鳴神様。この御方はここ明星みょうじょうダンジョンの探索者連合のギルドマスター浦野うらの 海尊みこと様でございます」


探索者連合ギルドマスター。それは数あるギルドの中で1番大きい国営のギルド。国が運営しているだけあって、ほとんどのダンジョンは探索者連合が所有しており北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の地域にそれぞれ2人ずつギルドマスターが配置されている。


つまり、この女の子は探索者連合の中でも有数の実力者であり権力者でもある。


が、そんなことをダンジョンエアプの夏は知らないので、内心へーこの子がギルドマスターかー。なんて呑気なことを考えていた。



「よくわかってなさそうだね。まあいいよ何となく私が凄い人ってのがわかれば」


「海尊様、、」


ギルドマスターがドヤっとしている横では職員が苦笑していた。



「ってそんな話をするためにここに呼んだんじゃないのよ。あのたちばな 一華いちかをイレギュラーから救ったことへの報酬。そしてランクの進級のことを話していくね」



「ええっと。あれ持ってきて」


すると横にいた職員が部屋から出ていった。


「持ってきてもらうのを待っている間、少し話をしよう。夏くんは配信とかって興味ある?」


「え?」





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とてもとてもお久しぶりです。えっとちょっと言い訳させてください。土曜日に運動会があって、今日が振替休日で自分の中の曜日感覚がバクって日曜日にあげるべきものを月曜日にあげるという、許されざる行為をしていまいました。大変申し訳ございません。

そして、これからも中体連だったり、修学旅行だったりでいろいろと忙しいので、出来れば1週間に1回投稿っていう風にしていきたいです。

これからもよろしくお願いします。

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