心之拠

御槍 翠葉

代零生

見えない、聞こえない、言わない

見たくないし聞きたくないし言いたくない

「気持ち悪い」

「死んじまえ」

「消えろ」

聞きたくないことはこの世にはこんなにも溢れている。

もう嫌なのに、死にたいのに...

空を見上げ、天に祈る。

「なぜ、私を生んだのですか？」

神は何も答えることは無い。

どちらにしても神は私に何も答えないだろうが。

人通りの少ない道を通りいつもの場所まで歩みを進める。

また、この屋上に来てしまう。

今日こそは死ねるかな

だが今日もまた先客がいるようだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

心之拠 御槍 翠葉 @goyari_suiyou

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

App Storeからカクヨムアプリをダウンロード

Google Playでカクヨムアプリを手に入れよう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ