声劇台本「幼なじみの悩み」

第1話

《登場人物》男1 女1

・サクラ⋯ナツキの幼なじみ

・ナツキ⋯サクラの幼なじみ

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ナツキ: 僕はずっと悩んでいることがある

ナツキ: だけどこんなこと誰にも相談出来ない

サクラ: 私の幼馴染はずっと悩んでいる

サクラ: 何に悩んでいるのかな？相談してくれたりしないかな

サクラ: ナツキー！朝だよー！学校行く時間だよー！

ナツキが家から出てくる

サクラ: おっはよー

ナツキ: おはよう!お前は朝から元気だな

サクラ: あんたはなに朝から暗い顔してるのよ！

サクラ: ほら、アメあげるから元気出しなさい!

ナツキ: ありがとう

サクラ: 私こっちだからまたね

ナツキ: ああ

サクラは学校を出る

サクラ: 今日の授業少し難しかったなー、後で復習しよ……あれ?あの後ろ姿はナツキ?

サクラ: おーい!ナツキー！

ナツキは後ろを振り返る

ナツキ: サクラ、学校おつかれ

サクラ: ナツキもおつかれ!

サクラ: ナツキ、いつでもいいから私のこと頼ってくれたら嬉しいな

ナツキ: ん?突然どうした?

サクラ: ナツキ、ずっと何か悩んでいるみたいだから頼ってくれたら嬉しいなって思っただけ

ナツキ: ありがとう

サクラ: で……頼ってくれないの?

ナツキ: ……頼らせてもらおうかな

サクラ: どこかお店入ろう!そこで聞く

ナツキ: ああ

2人は近くのお店に入る

サクラ: それで?何悩んでいるの?

サクラ: 学校のこと?友達のこと?もしかして好きな子出来た？

ナツキ: 実は……

サクラ: 実は？

ナツキ: 人生のことで悩んでる

サクラ: 人生のこと?

ナツキ: うん

ナツキ: 出会いもあれば別れもある

サクラ: あるね

ナツキ: 人はいつか遠くへ旅立つ⋯当たり前のように隣にいた人は突然いなくなるかもしれない。僕はそれが凄く寂しい

サクラ: 分かる

ナツキ: 人は何のために生まれて来て、何のために生きてるのかな？

サクラ: うーん……私には難しくて分からないけど……きっと誰かを幸せにして自分も幸せになるために生まれて来てるのかもね

ナツキ: 僕にも誰かを幸せにすることが出来るかな？

サクラ: もちろん

ナツキ: じゃあ、サクラ!僕にサクラを幸せにさせて下さい！

サクラ: えっ!?

ナツキ: 駄目かな？

サクラ: 駄目じゃないよ！嬉しい!

ナツキ: てことは答えは?

サクラ: よろしくお願いします

ナツキ: やった!

サクラ: 私もナツキのこと幸せにするね！

ナツキ: ありがとう

ナツキ: 今からサクラの家行っていいか？

サクラ: なんで?

ナツキ: おじさん達に報告するために

サクラ: それはまだ早いよ

ナツキ: 早い方がいいだろ？数年後には結婚するから

サクラ: もうそこまで考えてるの?

ナツキ: もちろん

5年後

サクラ: それから5年の月日が流れ、私達は今日結婚式をあげた

ナツキ: サクラ、これからもよろしくな

サクラ: こちらこそよろしくね