第3話

あれから、一ヶ月


義妹はこれからは連絡すると言っていたが、一件も連絡して来なかった。


そして、


「助けて、お兄ちゃん」


またかよ。


_________


話を聞くと、どうやらまた新しい彼氏を見つけたようで、また騙されたらしい。盗んだ者の借金を負わされたようだ。


元からの行方が見つからなくなった為、代わりに義妹に請求が来たらしい。


前回は圧倒的に少ないが普通に3万で高い。


「・・・いい加減にしろよ」

流石に言葉が出た。


「・・・本当にごめん」

どちらかと言うと今回も前回もだが、巻き込まれた側だが、流石に頼むにしろ色々とおかしい。


義妹とは年齢も変わらない同い年だし、幾ら義兄とはいえ、そこまでする権利なんてない。


「・・・お兄ちゃん、今度こそは連絡するから」


「いや、いいよ。」

もう、嘘つきだって分かったし。

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