第3話
あれから、一ヶ月
義妹はこれからは連絡すると言っていたが、一件も連絡して来なかった。
そして、
「助けて、お兄ちゃん」
またかよ。
_________
話を聞くと、どうやらまた新しい彼氏を見つけたようで、また騙されたらしい。盗んだ者の借金を負わされたようだ。
元からの行方が見つからなくなった為、代わりに義妹に請求が来たらしい。
前回は圧倒的に少ないが普通に3万で高い。
「・・・いい加減にしろよ」
流石に言葉が出た。
「・・・本当にごめん」
どちらかと言うと今回も前回もだが、巻き込まれた側だが、流石に頼むにしろ色々とおかしい。
義妹とは年齢も変わらない同い年だし、幾ら義兄とはいえ、そこまでする権利なんてない。
「・・・お兄ちゃん、今度こそは連絡するから」
「いや、いいよ。」
もう、嘘つきだって分かったし。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます