ダンジョンで俺を離さないで(追放)いたらこんな事にはならなかったのにねっ☆ ~やっぱ追放者はざまぁ展開が待っている~

shinon0909

第1話

9099年、12月30日。ダンジョンが日本に出来てもうすぐで100年だ。100年目、英雄が出ると言われる年だ。だが英雄が出てくるのはもう少し前だ。なぜかと言うと俺が英雄だから……。こんな力…、、俺は要らないのにっ!

そんなことを考えていると、、


「ひぇ?!」

ジャキッ!

「おい、何サボってんだよお前!仕事しろよ!」

「すみません………。」


俺は謝る。よそ見をしていてモンスターに狩られそうになったからだ。

今俺は、およそ50名ほどの多規模のパーティーで最深層を探索している。ここ、福岡ダンジョンは最下層に英雄の剣、エクスカリバーが刺さってるらしい。そしてそれを抜ける人が英雄だのなんだの言われている。で、それを抜くがためにダンジョン攻略を寄せ集めのパーティーでやってる。僕は強制的には入れさせられたけど……。


「恐らくこれが、ダンジョンボスの部屋です!皆さん行きますよ!」

おおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!


全員、ダンジョンボスの部屋に突っ込んでいった。俺を置いて行って。


しばらくして、ここのボスは討伐された。その間の俺は何もできず、だだ見ているだけだった。もし俺が戦いに参戦したら、過去と同じことを繰り返してしまうかもしれないから……。


「俺たちの勝ちだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!サイコー!!!!!!!!!!


雄たけびを上げて祭り状態だ。俺はそれを見ながらも次の階層に進もうとする。すると、一人が俺を止めた。


「おっと?何も活躍してないモブが何進もうとしてるのかなぁ?wwwww」

「「「「「「wwwwwwwwwwwww」」」」」

「そ、それは…………。そうですよね、俺のようなカスなんて人権ないですよね…。すみません……。」

「おっw分かってんじゃねぇかwwwじゃあ次の階層に進んでいくぞ。安心しろってww俺たちが守ってやんよ。まぁ気分次第だけどwww」

「ありがとうございます…………。」


俺たちは次の階層へ行く。しばらく歩いていくと、2つの分かれ道に来た。だけど俺はどっちへ行くか知っている。右だ。昔にいろいろあったから分かるけど。

みんなが悩んでいると、リーダーらしき人が誘導する。


「うーむ。こっちだ!僕の感だけど左の方が良いような気がする!異論のあるものはいるか?」

「「「「「「「「「「「「「「「「賛成!」」」」」」」」」」」」」」」」」」

「いえ…、右のほうが……。」

「ああ?お前だけ反対かよ!じゃあお前1人で行って来いよwww」

「……………………」


まずいな………。左には進んだ先、約1万のモンスターに囲まれる。しかも入り口が塞がれて、袋の鼠状態で死ぬ。死なれるのは、絶対に嫌だ……。


「本当に右のほうが…。左には危険な気配がします…。」

「気のせいだろ。お前の感なんて誰が信じるんだよwwもういいわ。お前、追放決定なw二度と僕らのパーティーに関わんなww」


そう言い残して左の方へ進んでいった。こうなったらもう後が付かない。右へ行こう……。

そうして僕は右の方へ行った。




過去、僕は大勢の人間、モンスターを殺した。僕は2年前、ダンジョンから人間とほぼ同じのモンスターとして生成された。ここの最深層で。

生成されてからすぐ、エクスカリバーを抜き取った。それからは食料調達の為、モンスターを狩って食べていた。そして日にちが経ち約3週間後、別の階層に出た。だが、当時人間が敵か味方か分からなかったため、エクスカリバーで皆殺しに……。

それを繰り返し、地上まで出た。地上には人間が大量に居て狩りし放題だと思っていた……。だが、初めて自分の姿を見て自分自身も敵だと思ってしまった。そこからというものは………。もう嫌すぎて記憶を【スキル】で消した。そう、記憶を離したのだ。

それから、気づいたらエクスカリバーの部屋に戻っていた。だからエクスカリバーを再び差し戻し、それに似た【モアダイアモンドソード】を創作した。それからは、もう一度地上に出て、人間として生活していた。

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