詩 グミ対決

佐倉明人

詩 グミ対決

Amazonで 荷物を頼んだ

僕のグミ


僕が頼んだ 僕のグミ


宛先をよく見てみると なんだ

彼女の荷物かな


せっかく ウキウキしてたのに

僕の荷物は まだ来ない


あれ おかしい 彼女には

さっき荷物が届いてた


確か グミを頼んだと


おかしい


彼女は 何を食べている


おかしい


彼女は 何かを食べていた


彼女は 確かに 言っていた

彼女のグミが届いたと


彼女は さっき言っていた

いつもの グミと間違えた


宛名を確認してください


それは 僕の荷物です


僕は 彼女の元へ行く


やっぱり 彼女は食べていた

ひらべったい ペタグーグミ


僕は 彼女に 問うてみた

ねぇ 何を食べてるの?


僕は 男梅グミを ひらひら

させながら 問うてみた


あぁ 私の男梅グミ


それは 僕のペタグーグミ


男梅グミ


よく そればかり飽きないね

僕は いささか感心した

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩 グミ対決 佐倉明人 @sakuraakito

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説