useless humans and superheroes.

嵐瀬

第1話

「なぁ、俺が人殺しやったらどう思うん?」


近所の公園のブランコで俺は三人に、そう言った。


「...別に?」


「俺弧月好きやで味方するで」


「僕もこづちゃん好きー」


お前らのまっすぐで純粋な眼差しが俺の眼光を貫く。


「そっか。俺も炭素,あお,瑚雪愛してんで」


俺は笑顔でそう言う。俺ら四人は街灯に照らされながら路上を歩いた。


聞いてくれよ。

お前らのその美しい光で、俺の身体ごと灼き尽くせよ。

俺をこの暗闇から連れ出して、お前らの手で殺して、

一緒に天国に連れて行ってくれよ。


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