そのキャラは本当にそう動くのか
無駄なシーンを削ってはみたけど、それでもいまいち繋がらない。今後どうやってゴールに向かうべきかわからない。
そんな時は、キャラの設定に立ち返るのがいいと思います。
今困難に直面したこの状態で、その主人公がどう思うのか?
それは、今までどんな経験をし、それに対してどう感じ、どう対処してきたのかで変わります。
どんな手段で対処しようとするのか? というのも、どんな資産(知識、技術、人脈、金銭等)と経験を持っているのかで変わります。
さっきの天才剣士少女であれば、強敵が立ちはだかった場合、まあ普通は剣技か、旅の途中で得た人脈によって問題を解決するはずです。
間違っても黒魔術で村人の死体をアンデット化して、街が滅ぶのが嫌なら金を出せと脅して、集めた金でアンデットを武装して人海戦術で押し切ろう! とはしないでしょう。
冷徹な支配者の物語だったらいいでしょうが、この場合はテイストに合いませんよね。
テイストに合わないということは、あなたの中で「いやこの主人公はそうはせんでしょ」と感じている、ということです。
「勇者ヒ◯メルならそうした」
「いや勇者ヒ◯メルはそうはせんやろ」
この感覚を大切にすれば、無数の選択肢からその主人公に相応しい道のりが見えてきます。
そして、お気づきかもしれませんが、最初の方に性格欄は魔物だ! と言ったのはここに繋がってきます。
「陽気でとにかく前向き」で設定を終わらせてしまうと、困難に対してとりあえず諦めないで頑張るんだな、ぐらいのことしかわかりません。
まずキャラの人格と経歴を掘り下げておく。
話が詰まったら、その設定に立ち返る。
ストーリー展開の答えは、作者が無理に作るものではありません。キャラ設定と置かれた環境の組み合わせの中にあります。
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