ファンタジー世界の架空の風習を書かせたら、ナナシマイさんの右に出る者はいないんじゃないかと思いますね。
物理的に色とりどりのイメージもあり、感情が可視化されるということでもあり。相手の色に染まっていくことに文字通りみたいな色気を感じるお話でした。
幸せな二人と新たな命、美しい色彩の喜びに溢れたラストシーンですね!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
架空シリーズもしっとり方面になればこんな感じに!という冗談はさておき、きゃぁぁ、とても光栄です……!!
物理的な色と精神的な色をこうして感じ取ってくださったこともすごく嬉しいです。あなた色に染めて♡(物理)というわけでありますね!
二人、そして三人になる彼らには、これからもたくさん喜びの色に染まってほしいものです。
タイトルに惹かれて来てみたら、どこから出てきたんだとなる毒キノコの文字が待ち構えていて、首を傾げつつ拝読しました。「わたし」にとって特別な色、タトくんの手のひらにその色を移したこと、その意味などが入り混じり合っていて、「わたし」がロトビ村に溶け込んでいく過程も含めて、すべての色に無駄のない美しさが成り立っていて感嘆してしまいました。
一つの文化を魅せながら、じんわり溶け込んでいく感じがとても好きです。素敵な物語をありがとうございます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
エピソードタイトルの意味まで汲み取っていただけたこと、とても嬉しく思います。「わたし」にとって特別だからこそ、タトくんにとってもあの毒キノコの色は特別になったのでしょうね。
溶け込んでいく、というお言葉もまさに書きたかったことでした。ロトビ村の人たちは、色が混ざりあって溶け込んでいくなかに人と人との繋がりを見ているのでしょう。
素敵と思ってもらえて、よかったです!