はなさないで!マジはなさないで、お願い!
過言
ほんとにお願いだから!
離さないで!
マジ離さないで!
お願い!
俺一人だけの問題じゃないんだって!
おいちょっと、ふーんって顔して離そうとするのやめろって!
俺はお前に言ってるんだよ!
おい、おいって!
ああもう駄目だ、離される…
はあ。
お前今、指、離したでしょ?
スマホの画面から。
もしくはマウスから。
お前が唯一、繋ぎ止めてくれる人だったんだけどなあ。
はーあ。
そして世界はあなたの思いつく限り最悪の方法で滅びました。
↑ ほらもう、こんなこと書かれちゃっててさあ。
俺にはどうしようもないから、お前に止めといてもらおうと思ったんだけど。
駄目だったなあ。
え?もうとっくに滅びてるよ。
少なくともこの文章の中の世界は。
それだけは本当に事実だ。
俺含め、この文章の中の世界にとって、書かれてること全部、本当なんだよ。
書かれてることっていうと語弊があるか。
読まれたこと、の方が正しい。
まあ、余計なことは言わないで俺はこれから世界と一緒に消えるんだけどさあ。
俺にとってもノンフィクションだってこと、忘れないでくれ。
はなさないで!マジはなさないで、お願い! 過言 @kana_gon
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます