第112話 迷惑なUチューバ―1

ワイワイとパパが無事に帰った事を楽しんでいると咲が「パパ~さっきの迷惑Uチューバが壁まで来れたみたいだよ~!」と報告しに来た。


パパ 「Uチューバーッてどうやったら始めれるんだ?」

おと 「アカウント登録して録画なり流せば良いだけじゃない?」

パパ 「登録はすぐできるのか?」

おと 「私は登録してあるよ?なんかやるの?」

パパはニヤっと笑って「迷惑な奴撃退して見たで流せばバズらないかな?」


おと 「お!それいいね!録画が良いか?ライブってどうやるんだ?」

さき 「取り敢えず私の携帯で録画しとくよ!おと姉がライブ出来るんならそっちで流せば良いんじゃない?」


パパ 「咲は相手の見て情報頂戴!ママので録画しとこうか」

ママ 「ハイハイ分かりましたよ!今から録画するけど良いかしら?」

パパ 「編集とか居るのか?まあ良いか、咲!どこら辺に居るか分かるか?」

さき 「今きっと外側の北側の跳ね橋の前だねどうやって入ろうか悩んでいるみたいだよ」

パパ 「何も用意して無いのかな?まあ良いかちょっと向かうか!」


パパは年甲斐も無く楽しそうにしながら走り出している、家族もその後に続くのだが訳が分かって居ないジョンには「自衛隊には侵入者退治して遊ぶから問題無いと伝えて置いて他の皆はそのまま楽しんでくれれば良いよじゃあ遊んでくるな」と言って走って行ってしまった。


おとは移動しながら設定を頑張って居たのだが「パパできるよ!配信しだしても良い?」と聞いて来た「ああいつでもいいぞ!どうせ身バレしてるし初めなんて人いないだろう?」開き直って居るのかそのまま流せと言う。

音が緊張しながら配信を開始する、ぎこちなく話しながら携帯を持ち配信をしだすのだった。


パパ 「見る人居ないだろう?来ているUチューバ―宣伝に使って一気に広めてしまおう、名前も神の使徒とかで派手に行けば良いぞ!」


おと 「嘘でしょ?神の使徒って…バチ当たらないかな?」

パパ 「嘘は言って無いだろう?実際そうなんだから、此処での生活や皆の紹介するだけでも世界中の人が見そうじゃないか?」


ママ 「あんまり有名に成ると生活しづらく成るんじゃない?」

パパ 「それこそ今更だろうに…テレビでどれだけさらされて居る事か子供たち迄モザイクなしで放送して居るんだからな」


さき 「ロープ出してなんかしだしたよ~」

パパ 「隠れて塀の上から様子見ようか!おと頑張って中継するんだぞ!」

おと 「今も撮ってるよ!分かったけど何するつもり?」

パパ 「暫くあいつが何するか見学だな!」

さき 「木を括り付けて投げる見たい!」


相手に見つからない様に様子を伺う家族、ロープに木を括り付けてこっちに投げるつもりの様だ、引っ掛かる所は無いのでするりと落ちて行ってしまうが又投げて来る。


ママ 「あれじゃあいつ迄たっても登れ無さそうよね?」

パパは暫く考えて飛んで来たロープの棒部分をキャッチした、相手はお!と言う顔をしてロープを手繰り寄せてた、固定されて居るか引っ張って試し反対側を近くの木に括り付けると登ってくる様だった。


「よし!出来た!皆さんお待たせしました!いざ突撃です!」と言ってロープを頑張って登って居る、堀の真上に来た所で「おとしっかりとって居るな?行くぞ!」と言って手を放す「うわ!」悲鳴が聞こえて『ザバーン」』水の中に落ちてしまった迷惑系Uチューバ―だった。

落下していったのを撮影して居たおとが家族に携帯を向けると皆、クスクス声を抑えて笑って居る。


落下したUチューバ―に携帯を向けると泳いで反対側に上がって居た。

「ちくしょう!ロープが外れてしまいましたがこれ位では諦めません!」と言って又ロープを振り回してチャレンジするみたいだった。

今度もパパがロープを掴み収納から丸太を出してそれに括り付けて動かない様に固定した。

「見てください!今度は一回で成功しました!」念入りにロープが大丈夫か引っ張って調べ気に括り付けて登ろうとしている。


パパが昇って来て目に留まるであろう丸太にメモを残した、音が内容を見ると『私達もUチューブ始めました!名前は神の使徒です。よかったら見てね!』と書いて有った、「これ見たらあの人なんて思うのかな?」

パパ 「どうだろうな?でも配信見ている人は気に成るだろう?」

さき 「私なら気に成って検索するかも?」

ママ 「そうね検索して何かやってたら見ちゃうかもね?」

パパ 「それが狙いだからからな!まあつづきをしようか」


目の前の階段を下りてパパが何か咲に囁いた、咲が「分かった!」と言ってパパに杖を渡されると階段を下りた所に落とし穴を作った2mほどの深さの落とし穴だ、見えている穴も1cm位の土が覆いかぶさり綺麗に隠して全く分からない様に成って居る、「この罠作られたら絶対見破れないね」と音が感心して居る。

さき 「下の方はフアフアの土にしといたからケガもしないと思うよ」と配慮も完璧だった。


パパ 「あ!咲これ穴の中の目線の所に張っておいてくれないか?」


パパが渡す紙を咲がみる『さあ困難を乗り越えてゴールまでたどり着けるか!挑戦者を待つ!神の使徒より』「なにこれ?」と咲が聞く。


パパ 「それで気が付くだろ?遊ばれて居るって、見ている者は余計に気に成り神の使徒を検索するだろ?」


おと 「色々罠仕掛けるの?」

パパ 「まあ咲の魔法だよりだけどね?」

さき 「次は何にする?」

パパ 「この穴に落ちたら畑は少し壊すけど此処かっら結界の門まで壁で覆ってそこの降りて来る階段も無くしてしまおう」


おと 「進むしかなくす感じ?罠はどんなのをするの?」

さき 「テレビで前見たキヨシ城だったっけあれ見たいにする?」

ほし 「あれは?番付でやってるアスレチック進むやつ!」

パパ 「ママが好きな奴だな!」

ママ 「それもいいわね!此処から門まで100m位だけど出来るさき?」


さき 「じゃあ落ちたらまずは壁作るね!」

おと 「そろそろ登って来るよ!みな隠れて」


遊ばれているとも知らずに必死になってロープから壁に縋り付きやっと上に登った様だった。

「これは何だ?神の使徒からのメッセージ?」メモを読み首を傾げている。

さき 「視聴者に侵入がばれてるんじゃないか?って言いだして居るね」

パパ 「どうするかな?」

おと 「あ!視聴者が来てるよ!作戦見事的中!只今侵入者撃退ゲームで楽しんでおります!皆さんも楽しんでくださいね!」と音が皆に向けて話しかけた。


携帯画面しか無いので良く分からないがメッセージが流れている様だった。

さき 「皆静かに降りて来るよ!上手くハマるかな?」

パパ 「おとしっかりとって置けよ?」

おと 「任せといて!」


上から 「話し声が聞こえるか?周りを見ながら怪しみながらもとにかくこの階段を進むしかないので先に進みますね!」階段を恐る恐る降りて来る『ぎゃ!』見事に落とし穴にはまるUチューバ―。


パパ 「おとしっかり撮れよ!さあこれより世紀の魔法ステージを皆さんにお届けします!不法侵入者のUチューバ―のあなた!名前は?」


穴の中から「何だこれ!どうなっている?名前?Uチューバ―の吉田だ!」

パパが大げさに言う「目の前にあるメセージに目を通したら挑戦の始まりです!頑張りたまえ!」

パパに言われてメッセージに気が付いた様だ『さあ困難を乗り越えてゴールまでたどり着けるか!挑戦者を待つ!神の使徒より』「何だこれは!ふざけるなよ!」


パパ 「読んだっみたいだな準備は良いか?さあ咲皆に披露しなさい!」

さき 「任せといて~せえの!」と杖を振りかざす。


吉田の居る所がせり上がり階段は無く成った、パパ達家族が立っている所が壁に成って行く、跳ね橋まで両脇に壁が出来上がり吉田の立って居る所以外は水に覆われて行った。画面の中のメッセージが凄い速さで流れて行っている様子だった。


パパ 「初めは運命の池だ上手く行けるかな?」と言うと咲が魔法を使う。


1m間隔位で30cmほどの足場が浮かび上がって20mほど先がゴールに成って居る間違った所を踏むと足場が沈み咲が軽く電撃を流す様だ。


パパ 「さあ吉田君!第一ステージ頑張たまえ!」

呆然とその光景を見ていた吉田だったがパパの言葉で我に返ると「ふざけるな!誰だお前は!」と叫んでいる。


パパ 「誰だお前はって…ここの主も分からずに来たのか?」と呆れている。

おと 「この人基本バカだから相手しない方がいいよ?こっちが混乱する」

さき 「そうだね!普通の人じゃやらない事平気でするからね」

パパ 「まあそれしないとずっとそこに居てもらうだけだしな…やるやらないはどうでも良いか?迷惑Uチューバ―撃退は出来て居るし?」


ママ 「でもお仕置きは必要よ?悪い事したら罰を受けるべきだわ!」

パパ 「ママ何する気だ?」

ママ 「咲少し痺れて貰いなさい!」

さき 「わかった!池に落ちたらこれお見舞いするね!」と言って笑いながら吉田に魔法をかける咲 『バチ!』とお尻から煙が上がっると「痛い!」飛び上がって池に落ちる吉田だった。

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