第105話 バトルコマンダー
パパはバトルコマンダーのスキルをあれこれと考えて見る事に。
パパ 「荒井さんちょっといいかな?陸上自衛隊の武器と言えばなにかな?」
驚きですっかり酔いの冷めた荒井にパパは聞く。
荒井 「やはり銃でしょうか?私は銃が撃ちたいが為に入ったような者ですから」
パパ 「やっぱりそうだよな~ちょっと見ててくれ」と弓を取り出すと的に向かってスキルを使い色々と見せて見る。
魔法矢の4属性や転移で外した矢を的に当ててみる、速射や照準は分かりずらいか、これらがヒントになるか?矢の無い弓を引き属性矢を撃つ姿を見て『これは凄い』と呟いて居た。
的に向かって銃を撃ってもらう事に外した弾に当たれと念じたり色々試して貰ったが分からない、荒井が首をひねりながら何気なく撃った弾の周りにオーラの様な物が出たのがパパには見えた。
パパ 「荒井さん!今何やった?」
荒井 「え!何も考えずに撃ってしまいました…」
パパ 「ちょっと見に行こうか」
的を見に行くと今まで撃った弾は的にめり込んでいたが最後に撃った弾は的を貫通して後ろの土で出来た壁、咲が作ったのでかなり頑丈な壁の中ほどで止まって居た。
パパ 「これだな!バトルコマンダーのスキルだ!銃の弾に闘気を纏わせて放てるんだろうな、バトルコマンダーも闘気系統だ、魔力が無くても強く成れるぞ!」
荒井 「闘気とは何でしょうか?」
パパ 「中国拳法の気に似ていると思う、魔力も似たようなもんなんだがな、まずは闘気の訓練からだな、近藤さんと同じでタマに闘気の訓練を頼むと言い」
結局近藤と同じ訓練をする事に成った伊藤であった、闘気を纏い攻撃、防御をするバトルマスターはその闘気を武器に纏わせ強化する、バトルコマンダーは闘気を飛ばせるようだ。
伊藤 「近藤は銃得意じゃ無かったからな良かったな…」
近藤 「銃なんていらないです!私は剣に生きるんです!」
鼻息荒く答える近藤だった。
パパ 「バトルコマンダーは何でも出来る万能職だな、バトルマスターは接近特化だ、コマンダーはいかにも自衛隊らしい職だよな」
話をして居ると佐々木さんも武器を選んで此方に歩いて来た、持って居る武器を見て思わず2度見してしまった。
佐々木 「私もまさかこんな武器が合うとは思いませんでした」と言って笑ってい居る、まさかの両手斧だった、司令官だよね?
パパ 「まあ人それぞれだ自分に合った武器は軽く感じ難なく扱えるんだ家の嫁さんの武器見たら驚くぞ!」
荒井 「どんな武器何ですか?一度見て見たいものです」
パパ 「言えば見せてくれるぞ、おーいママ~武器を見せてやってくれ!」
ママ 「ちょっと待ってね~今から行くから~」
ママは女性陣とスイーツでお茶会を楽しんでいた。
佐々木 「奥さんわざわざすいません少し武器の参考までに見せて頂きたく」
ママ 「分かったわ!」と言ってハルバードを出し片手で持って居た。
荒井 「片手でそれは重くないのですか?」
ママ 「全然重くないわよ?持ってみます?」と荒井にハルバードを渡すママ
荒井はママが軽々と持って居るのでそんなに重くないと思って居た様だが持った瞬間に落としてしまった、「ドゴ!」と斧の部分が地面に刺さり慌てる荒井
荒井 「申し訳ありません!」と慌てている
パパ 「ママ~ちゃんと重いと言わないとダメじゃない!ママ以外それ持てる人居ないんだから、大丈夫か荒井さんケガはないか?」
荒井 「はいケガは有りません!まさかこんなに重いとは思わずすいません」
パパ 「職業に合えば重さを感じない様なんだ不思議なものだよな」
佐々木が興味深々といった様子で「私も持ってみて良いでしょうか?」と聞いてきたので「どうぞ!」とママが返すと佐々木は両手でハルバードを触って持ち上げた!
佐々木 「おお!これは良い武器ですな!」と軽々振って居る
パパ 「凄いな!佐々木さんそれ持てるなんて!」
ママ 「佐々木さんもそれが良いなら作って貰えば良いわ」
ママが言うと食いついて来た!
佐々木 「作って頂けるのですか?」
パパ 「ああビルに頼めばすぐに作ってくれるぞ?要望も言っておけば聞いてくれるぞ」
佐々木はそれを聞いて「ビルさんに頼んできます!」と言って走って行ってしまった、ママは「やっとこれの良さが分かってくれる仲間が出来たわ」と喜んでいた。
パパ 「佐々木さんがコマンダー率いて戦ったらママみたいに無双しそうだな」
荒井 「奥様はそれほどお強いのですか?」
パパ 「ああママは最恐だなさっき見せたうちのペットもママには勝てずに従った感じだからな、あいつ等も弱い物には従わない」
荒井 「それはまた…気よ付けます」
パパ 「これからママへの手見上げは忘れないようにな?」
荒井 「佐々木に報告を入れておきます!」
ママ 「さっきから何をコソコソ言って居るの?」
パパはビクっとして誤魔化すことに「ママに武器見せて貰ったお礼は何が良いか聞かれたんだよ」なあ荒井さん!「ええ!パパさんはやはりスイーツだなとおっしゃいました!」
「あら!武器見せてくれたくらいで申し訳ないわ!」とまんざらでは無さそうだ。
荒井 「いえいえ佐々木のあの喜びようは初めて見ます最近思い詰めて居たようなので良い気晴らしに成ったと思います、ぜひお礼をさせて頂きます、楽しみにして置いてください!」とママを丸め込んでしまった。
パパはナイス!荒井さん!と心の中でお礼を言うのだった。
パパ 「明日から職を得られたものはこっちで鍛錬を積むと言い、慣れたら来る必要は無いが此処で鍛錬すれば良い修行に成るだろうからな」
荒井 「佐々木に伝えておきます!明日には残りの自衛隊員を連れて来てもよろしいでしょうか?」
パパ 「一気にやると倒れそうになる、結構負担が掛かるみたいだ、10人づつ連れて来て様子見ながらやりたいな」
荒井 「了解しました!では午前10名、午後10名の予定で相談しながらと言う事でよろしいでしょうか?」
パパ 「ああ其れで良いぞ、結界の件は神様がしてくれるみたいだからなこっちは強化に励むとしよう」
明日の予定を決めていると佐々木さんがニコニコで帰って来た、「童心に帰るとはこの事ですな、お恥ずかしい限りです」と笑って居る。
パパ 「武器は男のロマン見たいな所は有るし、命を預けるんだこだわった方が良いと思うぞ!明日の予定を荒井さんと決めて置いたので聞いて置いてくれ」
佐々木 「それは有難うございます!私も此れから少し忙しく成ると思うので何かあれば荒井にでも行って頂ければと思います」
パパ 「あまり無理はしないようにな!そろそろ政府からも何か言われる頃だろう?何かあれば神の神罰受けますよで脅せば良いと思うぞ!ビデオは忘れずに確認をしとくのを進めるよ」
佐々木 「畏まりました!近藤!ビデオのデータを私まで送っておいてくれ!ではこれで失礼いたします」と言って帰って行った。
パパ 「今日は自由に解散して暮れれば良いから少し休んでくるよ」
パパは家に帰って行ってしまった、ママは様子がおかしい?と少し心配になりパパについて帰って行く、家に入るとパパが膝をつき脂汗を垂らしている「大丈夫なの?」とパパをお姫様抱っこをしてソファーまで運ぶママ。
パパ 「職を与えると言うのはかなり体に負担が有るみたいだな…」
ママは仙神桃を取り出すと皮をむいてパパに食べさせる「どう少しは良く成った?」心配をするママ、「ああ随分と良く成ってきた気がする」そう言ってママの膝に頭を乗せた、まだ顔色はあまりよくない様だ。ママの膝枕で落ち着いたのか寝息が聞こえて来た。
「無理をして居るのはあなたよね、ゆっくり休んでね」とパパの頭を撫ぜながらこうやって落ち着くのは久しぶりだなと思うママだった。
異世界に行ってからのパパは随分と無理をして居た様だ緊張と不安に疲れが出てしまったのだろう、そうして居ると子供達がワイワイと部屋に帰って来る。
「あら見せつけてくれる~!暑い暑い!」と茶化すおと
「パパは疲れて居るの静かにしなさい!」ママの圧が凄い!これは本気のママだ!怒らせちゃいかんと察する。
「そっかユックリ休んで!いくよ、さき!ほし!外でもう少し遊ぶとしよう!」と連れて行ってくれたのだった。
危険を察知し回避するのに長けた音だった。
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