第104話 神様!山内様!
松田にパパから光が流れ込む
ママ 「松田さんどう?何か変わった感じはする?」
松田 「なんと表現すれば良いのかわかりませんが今なら何でもできそうな気がします!力が溢れて来る感じですね」
おと 「松田さんちょっと見て良いですか?」
松田 「見るとはどうするんですか?」
おと 「鑑定をすると何か見えるかも知れません」
松田 「おお!ではお願いします!」
「では、鑑定!松田さんの下の名前はとしお?あってるかな?職業がバトルコマンダーって成ってます、バトルコマンダーとはあらゆる物を使い武器として戦う者ってあります!」と音が松田を鑑定した。
松田 「それは私も異世界人の様に職業を得て強く成ったと言う事でしょうか?」
パパ 「どうやらそのようだな、自衛隊の中に入れる人皆連れて来て同じようにしようか…」
乗り気では無いがやらないと行けないと割り切ったのだろう、微妙な顔をしながらパパは言うのだった。
松田 「では私は佐々木一等陸佐に報告をしてまいります!」よっぽど嬉しいのかニヤニヤしながら走って行ってしまった。
此れからの事を思うと胃が痛く成るパパだった。
松田が報告に行くのを見届けると
伊藤 「私もお願いしてよろしいでしょうか?」
パパ 「もう好きにしてくれて構わないぞ…」
伊藤 「荒井さんも連れて来い皆で祈るぞ!」
さき 「パパ神様みたいな真っ白な服来たら雰囲気出るんじゃない?」
パパ 「勘弁してくれ胃が痛く成って来たぞ…」
ママ 「パパ気にし過ぎよ、祈られたら苦しゅうないって言って見たら」
パパ 「ママ迄やめてくれよ気が滅入るよ」
そう凹んでいるパパの元に酔っぱらって居る荒井も連れて来て自衛隊の人たちが跪き「我らに力を与えたまえ!」と祈りを捧げるとパパから祈りを捧げた皆にパパから光が包み込み消えて行った。
パパ 「おと今の皆はどうだ?」
おと 「あれ?みんなバトルコマンダーだね?おんなじだ」
パパ 「自衛隊の訓練受けてるから似たような職業になるのかもな?」
近藤 「田中さんカメラ変わってください!私も祈りたいです!」
近藤が田中にカメラを渡しパパの前にひざまずく「神様!山内様!私にも力を授けてください!」と言うと同じように光が包み込む、光が強い気がする?
パパ 「何かさっきと違ったかな?おとどうだった?」
おと 「近藤さんはバトルマスターに成ってるよ」
パパ 「おお!上位の職業じゃないか!良いの引いたな近藤さん!」
近藤 「おお!なんかよさげ何ですね?他の皆とは違う感じですか?」
パパ 「職業には、上中下と職が分かれているんだ他に特殊な職業が有るんだがバトルマスターは上級職業に当たるな、かなり強く成れるぞ!、バトルコマンダーは初めて見るから何とも言えんが、こっちの世界の固有の職業かな?」
近藤 「伊藤さんちょっと手合わせお願いしても良いでしょうか?」
伊藤 「お!いいぞやろうか職を手に入れたんだ少し確認しながらやろうか」
パパ 「その前にビル!皆に武器を見せて馴染む物を渡してやってくれ」
ビル 「ああ分かった皆こっちに来い!色々試させてやる、特殊なのが良いなら作っても良いぞ!」皆に話しながら引き連れて行った。
パパ 「でも近藤さんだけ何で違ったんだろうな?」
コーダ 「本当かどうかわかりませんがエルフの中には言い伝えが有ります、神への信仰信が高ければ高いほど良い職業が得やすいとか、信仰心が薄いと下位になり同じものでも信仰心が高いと上位の職となる、と良く父親に神への感謝を忘れるなと言われて居ました。」
エルザ 「この地球ではパパさんに感謝し敬えばそうなるのか?パパさんもう神ジャン!」
カイト 「パパ神様の誕生だな!」
パパ 「おお神よ!この2名に裁きのイカズチを与えたまえ!」
シーン…
カイト 「何も起きないな?地球の神もそれで良いって事なんだろうな?」
パパ 「もう神に何て祈りません!神のバカヤロー!」
パパがやけくそに成って叫んでいるのを皆は笑って見て居るのだった。
佐々木さんが走ってやって来た!かなり慌てている様子だ、その後をかなりの数の自衛隊員が松田さんに連れられて来ている。
佐々木 「山内さん!職が貰えるとは本当なのですか?」
パパ 「不本意だが本当だな…祈れば良いらしいぞ」ちょっと不貞腐れているパパだったが佐々木は違った!
佐々木 「これで日本は救われる可能性が!」とパパを拝み「山内様どうか私にも力を与えて下さい!」と祈ると今まで以上の光がパパから佐々木さんに流れて行ったのだった。
パパ 「何だか凄い光ったな?おと佐々木さんはどうだ?」
おと 「見て良いのかな?」
パパ 「佐々木さん職業をおとが見れるんだが見ても良いかな?」
佐々木 「それはありがたい自分では力が溢れて来るのは分かるんですがぜひ教えてください」
おと 「じゃあ職だけ言いますね、佐々木さんはコマンダー司令官だって、コマンダーを率いて戦う事に優れバフを与える、率いる数が多いほどバフ効果が上昇」
パパ 「佐々木さんにぴったりな職業だな!荒井さん達はバトルコマンダーって職に成ってる、近藤さんだけ違ったが自衛官はコマンダーに成りやすそうだからな」
佐々木 「おお!それは願っても無い!山内様!ありがとうございます!」
パパ 「また山内様に成ってる…頼むから普通にしてくれ」
佐々木 「そうはいきません!日本に希望を与えてくれる存在なのです!敬っても敬いきれないです」
コーダ 「これは確定で良いのではないでしょうかね?」
カイト 「そうだな、これで実証されたようなもんだ」
パパ 「はーまだこれで如何にか成ると決まった訳じゃないよな?」
佐々木 「山内様!結界の中に入れるものを急遽集めました、この者達もよろしいでしょうか?」
パパ 「ああこの際だ皆一気にやっちゃってくれ!」
松田に話を聞いて居た自衛隊員達期待の眼差しでパパを見ていた。
皆が跪き「「「「お願いいたします私に力を与えて下さい!」」」」とさすが自衛隊息がぴったり合ったお祈りを捧げるとパパから光が流れ込んで行った。
「「「「「おおーー!力が溢れてくるぞ!」」」」皆が力を得たのを実感している様だ。
パパ 「おとざっと見て変わった職業の人居るかな?」
おと 「此処に居る人達は皆バトルコマンダーみたいだね」
100人弱かな?それ位の人たちが職を得た様だった。
パパが皆に「ビルの所に行き武器を選ぼうか」と言って立ち上がろうとすると立ち眩みがして座り込んでしまった。
ママ 「パパどうしたの?大丈夫?」と心配して居る
パパ 「これは魔力切れか?」とポーションを飲むとすこし落ち着いた様だった。
ジョン 「職を与えるのに魔力を使うんだな、一気に大人数はやめた方が良いな」
パパ 「そうだなこれからは10人ずつ位で様子を見ながら行う事にするよ」
コーダがパパの代わりに皆を案内させると入れ替わりに荒井さん達が戻って来た。
荒井 「山内さん武器を頂いても良かったのですか?」
パパ 「ああ此処に居る皆はもう持って居るからな、在庫が有れば貰ってくれて良いぞ、何か良いのあったか?」
皆武器を色々持ってみて直感で選んで来たらしい、ビルにそう言われたと言う、『新たに職を得たら職は同じでも得意な武器は変わる直感で選べ』と持った感じが手に馴染み軽く感じた武器をそれぞれが持って居る様だ。
模擬専用に同じ武器を木で作って貰って居るので広場で訓練がてら体を動かす事に成った、皆体を動かしたくてうずうずして居る様だった。
其々が武器を持ち色々と試している。
伊藤さんが「近藤そろそろやろうか!」と声を掛けた「今日こそは日ごろの恨みを晴らさせてもらいますよ!」と近藤が言い返すと「出来る者ならやって見ると言い」伊藤が走り込んで切りかかる。
伊藤は細身の直刀を選んだ様だった、近藤は3mは有る両手剣だ、スピードと体術で攻め立てる伊藤、前回子供の剣士アーロと模擬戦した時とは別人に成って居るような動きだった。
対する近藤は力のこもった一撃で応戦している、スピードの伊藤、力の近藤と言った感じか、近藤も上手に攻撃を躱し隙を伺い攻撃に移っている、見た感じだと少し伊藤の方が優勢かな?
おと 「バトルマスターとバトルコマンドーはどう違うのかな?」
パパ 「バトルマスターは異世界の職業でバトルコマンダーは地球固有職って感じか?見た所どちらが優れているとかは無さそうだな」
勝負がついた様だった伊藤が近藤の首筋に剣を当てている状態だ。
伊藤 「まだまだ簡単にはやられんぞ!」
近藤 「クッソ―これじゃいつもと変わらないじゃないか!」
伊藤 「職を貰ったのはお前だけじゃ無いんだ私も貰って居る。お互い現実では在りえんほど強く成った。これからも強く成れるだろう精進を怠らない事だな」
おと 「バトルマスターは体全体を使った攻撃が出来る職で確か闘気は纏うと身体能力が上がりダメージ吸収だったよね?」
パパ 「そうだなタマはもう闘気纏えたな?それ出来たら近藤さんは強く成るな」
おと 「バトルコマンダーには固定スキル無いのかな?」
パパ 「何かありそうだが自衛隊特有の何かが関係しそうだがな?」
考え込んでいるパパは取り敢えずタマを呼び近藤さんの指導を頼んだ、近藤さんの喜びよう、「これで伊藤さんをボコボコに」とか呟いて居た。
だがタマのしごきに悲鳴を上げる近藤だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます