Altar and Sacrifice / Misericorde
Louiscoma
第1話
女神の涙に見立てた神酒を杯に満たしては祭壇に。
泣き止まない女神の首を斬った花の女神の代わりとなる薔薇と百合を祭壇に飾る。
飢えた愛しい人逹へ甘い眼を与えすぎた女神の眼球を真珠に見立て飾る。
愛は目には見えないので生け贄の心臓を祭壇に捧げる。
これが、儀式に使う祈祷台に載せる事が……これで何かが起こるものでもない。
しかし、人であれば。
トランメディセインよ!
何故、私の愛する人が生け贄なのか。
何故、私が祭壇なのか教えてほしい。
愛する人だった生け贄を前にして、刃ミゼリコードを握りしめた私の手が震えている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。